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松村太郎の「"it"トレンド」 第307回

なぜiPodは成功したのか 20年経った今あらためて考える

2021年03月11日 09時00分更新

文● 松村太郎 編集● ASCII

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●相性が悪いデザイン思考とリモート授業

 2020年4月から、iU(情報経営イノベーション専門職大学)で、「イノベーションプロジェクト」という看板授業を担当してきました。このなかでチャレンジングだったのは、

1. フルリモートでグループワークを通じてスタートアップのアイデアを作り上げること。
2. フルリモートでデザイン思考の授業をすること。

 の2点でした。

 1点目は言わずもがな、密なグループワークを、初対面すらしていないメンバーで、オンライン越しに実行していくことは、大学生でなくても難しいテーマと言えます。

 アイデアをグループで出し合ったり、プロトタイピングやテストの作業をどうやってオンラインで実現するか、なかなか悩ましいところでした。

 Zoomでグループごとのブレイクアウトセッションを作ったり、デジタルでアイデアをキーボードや手書きで蓄積できるツールを使ったり、Adobe XDでプロトタイプを作ってもらったり、といった試行錯誤でなんとか乗り切ったというのが実際でした。

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