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Windows情報局ななふぉ出張所 第227回

音声の絶妙な距離感に注目:

話題の「Clubhouse」直に話せない時代、おしゃべりが魅力に

2021年02月01日 09時00分更新

文● 山口健太

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■「音声」の絶妙な距離感に注目

 Clubhouseの中では「なぜClubhouseが流行ったのか」という話題も盛んです。その中で、コロナ禍によって在宅勤務が増え、ランチや飲み会もなくなり、人と話す機会が減っていることは誰もが認めるところです。

 最近では大型展示会の「CES」もオンライン開催になりました。年初の恒例行事として新しもの好きがラスベガスに集まっていたのですが、いまClubhouseを楽しんでいるのはそうした展示会によく来ている人たちという印象です。

 ステイホームが続く中でも、リモートでの打ち合わせにはZoomがありますし、非同期のメッセージを伝えるにはテキストのほうが便利です。これに対して音声は、その間を補完する絶妙な距離感でコミュニケーションできるのが魅力といえます。

 Clubhouseのルームはオープンやクローズド以外に、自分がフォローしている人だけに限定することもできます。知り合い同士が話をしているところに顔を出すような使い方で、そこからビジネス上の偶発的な出会いが生まれる場面もありました。

オープンかクローズド以外に、フォローしている人だけのルームも作れる

 テック業界ではこうしたアプリがときどき熱狂的に盛り上がることがあり、Clubhouseが本格的に普及するかどうかは未知数です。ただ、音声コミュニケーションが盛り上がる機運は高まっており、今後もさまざまなアプリが注目を浴びることになりそうです。

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