シンプルであるがゆえに、奥深く楽しい「原点」

校内イチの美少女は誰だ!?『ぎゃる☆がん りたーんず』約10年ぶりのモテ期を存分にプレイレビュー!

2021年02月16日 11時00分更新

文● Zenon/ASCII

あらゆる視点から女の子を撃てる
魅惑の「ドキドキモード」

 女の子を撃つと溜まるハートゲージを消費すると、任意の女の子へ「ドキドキモード」を発動することができる。それは1人の女の子を重点的にドキドキさせるモードで、後述の「コレクション」のためには幾度となく見ることになる画面である。

 また、この機能はシューティングゲームでいう、いわゆる「ボム」の役割を持っており、発動後は同じ画面にいる女の子たちをまとめて昇天させられる。

女の子の顔、胸、腰、脚などさまざまな部位をズームでじっくり見つめて、
一番「ドキッ!」が大きい部位を狙うと効率よくドキドキさせられる

あまり長時間見つめていると、「そこはイヤッ」とガードされてしまうことも。
そんなときは別の部位を攻めて気をそらそう

ドキドキゲージをMAXにしてフィニッシュを決めると、主人公のパラメータが変化。
これは女の子ごとに増減する値が決まっていて、
無計画にパラメータを変化させているとヒロインとのエンディングにも影響が……

 「コレクション」とは、女の子たちのプロフィールを見ることのできる図鑑のようなもの。条件を満たすごとに記述が増えていき、すべてのプロフィールが埋まると「勲章」がそれぞれに付く。

女の子のプロフィール画面。それぞれに設定があるので段々と愛着がわいてくる

すべての女の子に「勲章」を付けることができれば、当然それに見合ったご褒美も……!?

 また、条件を満たすと「妄想する」を選べるように。妄想では時間制限に縛られることなく、思う存分女の子を眺めることができる。ここでしか使えないコマンドの「ゆらしてみる」「あおいでみる」も有効に使おう。

妄想モードの画面。
お好きな角度(ローアングルも可!)にグリグリ動かして、女の子を眺めよう。
「はつどうする」を使うと、自由にドキドキモードを楽しむこともできる

イベントイラスト追加&モデルも調整されて
より可愛く!

 『ぎゃる☆がん りたーんず』の新要素として、イベントイラストが追加されたのは大きなポイントだ。本作の「ストーリーモード」ではタイプの異なる4人のヒロインを攻略することになるのだが、一枚絵の追加でより感情移入できるように。

 また、HD化だけではなく、ヒロインのモデリングも現行機にあわせて調整されている。主人公をモテてモテて困っちゃう「MMK」にしてくれた元凶である天使ぱたこも、10年前より可愛くなっているように感じた。

本作のぱたこ。実際に見比べてみたら、目がよりパッチリとして瞳は大きめに、顔の輪郭も少し丸くなったほか、制服のデザインも微細なところが変わっていた。
インティ・クリエイツの本気がうかがえる……!

「幼なじみは巫女」正統派ヒロインのかなめ。
天使に憑かれた主人公を救おうと動いてくれる健気な子

「へにょへにょ晶」晶との屋上における決闘シーン。
筆者イチ押しのイラストでもある。可愛いでしょ?

「薫子の思い出」お嬢様の薫子との回想シーンもイラスト付きに。
幼きお嬢様というのもまたヨシ!

「小さなロックンローラー」小さな体におっきなドリームを抱く葵。
思い出の詰まったハート型のギターが可愛い

 また、「ストーリーモード」クリア後の後日談を描く「ドキドキカーニバル」では、天使ぱたこの後輩である、天使えころが登場。そして一般女子がしゃべりまくるフェイスチャットも楽しめる。もちろんフルボイスだ!

天使えころはしっかり者の性格だが、ぱたこを慕うあまり赤面する場面も

一般女子が繰り広げるフェイスチャットの会話劇が楽しい「ドキドキカーニバル」

シューティングパートが存在しない代わりに、複数の女の子をまとめて「ドキドキモード」で相手することに(最大8人!)。少々難しいが、ハーレム感を存分に味わおう!

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