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【茅ヶ崎市美術館】オンラインで創作しよう!「ネットで楽しむ・つくる・アート体験」を開催!

PR TIMES

茅ヶ崎市美術館
茅ヶ崎市美術館では2021年1月20日(水)~2月28日(日)まで、オンラインミュージアム・教育普及プログラム「ネットで楽しむ・つくる・アート体験」を開催いたします(無料)。 http://www.chigasaki-museum.jp/netart2021/




私たちを取り巻く環境が刻々と変化する中で、みなさん、いろいろな思いとともに毎日を過ごされているのではないでしょうか。美術館では、人が集まっておこなうワークショップなどの教育普及プログラムの開催が、まだまだ難しい状況にあります。
そこで、インターネットを介し、みなさんが思い思いの場所で体験できるような、オンラインで楽しむことができるプログラムを3人のクリエイターにつくってもらいました。
これからの時代に向けた一つの試みとして、新たな鑑賞と創作の体験を、美術館のホームページからお楽しみいただけたら幸いです。



第1弾 1月20(水)~ 「クリックでよむ絵本」 若見ありさ(アニメーション作家)



『あなた』(2021) 若見ありさ
この作品は、クリックする指先の動きによりストーリーが進む“アニメ絵本”です。見ることのできないお腹の中の赤ちゃんの様子が、身近な果物などの大きさ、重さに置き換えられ、親しみを感じられる作品になっています。砂を使って描かれた1枚1枚の絵に写真と文字も組み合わせ、この作品にはなんと約550枚の画像が使われています。膨大な手作業により、このように動いて見える作品がつくられていることが分かります。
そして、通常の絵本と異なり、この作品はページを戻ることができません。それは、赤ちゃんの命が10カ月の歳月をかけ育ち、成長をつづけた結果、いまの私たちが生まれ、この世に生きていることが表現されています。事実に基づいたストーリーとぬくもりのある絵でつくられた若見さんの作品を通じ、この時代を生きていく私たちの命の貴重さを、改めて感じていただけるでしょう。


【ポイント!】
この時代に響く「生命の尊さ」「自分や他人を大切にする」ことの重要性が描かれています。



若見ありさ (わかみ・ありさ)
愛知県生まれ、東京在住のアニメーション作家。
主にコマ撮りの手法を用いたサンド(砂)アニメーションを得意とし、NHKやベネッセなどのコーナーアニメーションを担当する。また、赤ちゃんと出産祝いのプレゼントを題材に発表した作品「blessing」は世界7か国の映画祭で上映された。2015年、企画から総合監督まで務め、出産体験を描いた「Birth-つむぐいのち-」は、文化庁の助成対象に選ばれたほか数々の賞を受賞し、続く「Birth-おどるいのち-」「Birth-めぐるいのち-」も多くの映画祭で取り上げられ高い評価を得ている。また、美術館や児童館などにおいてもアニメーション制作を体験できるワークショップを開催し、なかでも0歳から参加ができるワークショップは各所で評判を呼んでいる。現在、東京造形大学特任教授として後進の育成にも取り組んでいる。
http://arisawakami.com



第2弾 1月23日(土)~ 「クリックでつくる絵画」 高尾俊介(クリエイティブコーダー)



『茅ヶ崎の海辺』(2021) 高尾俊介
絵の中でマウスを動かすと絵が変わっていくという、なんとも不思議な海の絵の作品です。マウスの位置によって海の状態が次々と変化します。
普段、私たちが目にする景色は、天気や時間によって変わって見えます。そのように刻々と変わる景色を1つの絵の中であらわすことができるステキな作品なのです。さらに、プログラミングコードのピンク色の数字の数を変えると、もっと違う動き方をするため自分の好きな波をつくってみることができます。
作者の高尾さんは、この方法を使い日記をかくように毎日さまざまな作品を作っています。高尾さんの作品を体験していただくことで、絵具や筆を使って描く絵ではなく、文字で書く日記でもないけれど、私たちが日々見たものや感じたことは、もっと多くの方法で表現できることに気づいていただけるでしょう。


【ポイント!】
作品をつくるための6つの作業が楽しめる!高尾さんの解説付きの分かりやすいプログラミングのコード体験ページもあります!

高尾俊介 (たかお・しゅんすけ)
熊本県生まれ、兵庫県在住のクリエイティブコーダー。日記のように、毎日コードを書く習慣を続けるデイリーコーディングの第一人者。作品には、本人のその日の気分、体調、関心事などが反映され、人間の変動的な部分と規則的な動きをするコンピューターをつなぐことで、プログラミングの表現の幅を拡張していく作品で知られる。第24回文化庁メディア芸術祭アート部門の選考委員や甲南女子大学メディア表現学科講師も務め、新たな表現者の育成にも取り組んでいる。
http://cenkhor.org
https://twitter.com/takawo
https://www.openprocessing.org/user/6533



第3弾 1月30日(土)~ 「クリックで奏でるオルゴール」 久世祥三(アートユニットMATHRAX・エンジニア)



『クリックで奏でるオルゴール』(2021) 久世祥三
黒い画面で好きな場所をクリックすると、クリックした部分にあわせて音がなります。色々な場所をクリックすると、一つ一つの音と音がつながっていき、音楽となってきこえてきます。何気なくクリックしてつくった音楽もなんだかステキです。
でも、色々と試したい人に向けて、この作品にはさまざまな工夫ができるボタンが沢山つけられています。
画面の下や上のボタンを押してみると、音の高さや鳴る速さを変えることができ、音を重ねて奏でることもできます。
さらに、画面の背景に自分の好きな写真をとりこむこともでき、写真の輪郭にそってクリックをすることで音楽をつくることもできます。形と音や色もつながって、なんだか楽しさがどんどん増えていくのです。
そして、スペシャルなのは、自分がつくったこの世界にたった1つの音楽を他の人に贈ることができるということです!
人と人との距離をとらなければならない現代において、離れた場所にいる人とも同じ音楽を聴いて楽しめるって素敵な時間です。久世さんは、自分のためにも、そして自分以外の他の人も楽しめるような作品をこれまで多く作っています。作品の体験を通して、自分の得意なことを活かして自分だけではない誰かに向けて、一緒に楽しめるような、とっておきのプレゼントをつくってみるのもいいかもしれません。


【ポイント!】
この世界でたった1つの自分でつくった音楽を離れた人にもプレゼントできます!



久世祥三 (くぜ・しょうぞう)
福岡県生まれ、神奈川在住のエンジニア。デザイン・アートディレクションを担当する坂本茉里子とともにアートユニットMATHRAX(マスラックス)として活動。主に人とデジタル技術と社会をテーマに、電気という見えないエネルギーと人の感覚や感性との関係性、人々とデジタル技術の新しい繋がり方を模索する作品を制作している。木や石などの自然物にデジタル技術を組み合わせ、触れると反応するインタラクティブな作品を得意とし、多くの人を魅了しつづけている。また、アーティストやデザイナーなどの表現のサポートとして、光や音の表現や空間演出などに使用するデバイスの制作や開発、電子工作ワークショップなども行う。
https://mathrax.com



教育現場や保護者の皆様へ向けたコラム

昨今、教育現場においてプログラミング的思考を学ぶ授業が推奨されています。そこで、今回はコンピュータを使った新たな表現とその楽しみ方や身につけ方について、本事業のアドバイザーである日本工業大学准教授の小林桂子さんに3回にわたるコラムを執筆していただきました。ぜひ、あわせてご覧ください。



開催概要


会 期: 2021年1月20日(水)~2月28日(日)
※プログラムは3回に分けて公開します
第1弾 1月20日(水)~ 若見ありさ 「クリックでよむ絵本」
第2弾 1月23日(土)~ 高尾俊介 「クリックでつくる絵画」
第3弾 1月30日(土)~ 久世祥三 「クリックで奏でるオルゴール」
会 場: 茅ヶ崎市美術館ホームページ(http://www.chigasaki-museum.jp/netart2021/
参加費: 無料
アドバイザー: 小林桂子(日本工業大学 先進工学部情報メディア工学科 准教授)
主 催: 公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
助 成: 神奈川県文化芸術活動再開加速化事業補助金
HP制作協力: 株式会社ロクイチナナ

〈プログラム体験していただくためのお願い〉
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