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T教授の「戦略的衝動買い」 第611回

見守り型GPSとはちょっと違う「Care Go」を衝動買い

2020年12月11日 19時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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iOS用とAndroid用が提供される専用スマホアプリ"Care Go"を導入する。Care Goは本体の軸を両手の指先で摘まんでねじったり、引っ張ったりして操作する

充電後はアプリ経由で設定をする

 さて充電が終われば、Care Goを管理運用するためのスマホアプリのダウンロードとインストールをする。アプリ名はまんまの「Care Go」という名称だ。Android版とiOS版の両方がサポートされている。

Care Goを持つ当事者(見守られる人)は専用アプリを導入したスマホとCare Goをペアリングして操作する。見守る人(保護者)候補は自分のスマホに同様のアプリを導入して、当事者から送られた招待メールで保護者となる。当事者がCare Goをねじったり、引っ張ったりすると当事者のスマホが察知して、インターネット経由で保護者にシグナルを送る

 Care Goは前述したように、テクノロジー的には従来からあるBluetoothで当事者のスマホと接続し、スマホのネットワーク機能を利用してインターネット経由で第三者(保護者もしくはプロテクター)に緊急のアラートを自動で送る仕組みだ。

Care Goをねじると"Follow Me"見守りモードを発令する

保護者のスマホ画面上には"当事者(T教授)が貴方の注意を求めています"と表示されアラート音が鳴る

 本来ならスマホとアプリだけで、ユーザーがスマホ画面をタップして操作しても同様の効果を期待できるが、あえてCare Goというハードウエアを使用する意義は、スマホとは違った簡単な道具としてのユーザーインターフェースによる操作性の向上と確実性を狙ったからだ。

 同様のアプローチは少し前に、タクシーを呼ぶ際に昨今のタクシーアプリのようなスマホの画面操作だけではなく"専用の笛を吹く"ことで、スマホと連携しタクシー配車が完結するというのがあったが、それとよく似たイメージだ。

"細部"ボタンをタップすることで、当事者が今いる場所の地図が表示される

Care Goを上下に引っ張ると"SOS"緊急モードを発令する

 Care Goは当事者のスマホにBluetoothでペアリングされ、当事者がCare Go本体をねじったり引っ張ったりすると、その操作をトリガーにして、スマホアプリに予め登録した保護者に緊急アラートが届く仕組みだ。

保護者のスマホ画面上には、けたたましいアラートと共に、"当事者(T教授)が助けを求めています"と表示される

"細部"ボタンを押すことで現在、当事者が助けを求めている地図上の場所が表示される。同じ画面上から当事者に電話することもできる

 まずCare Goをねじることで"Follow Me"という少し緩いアラートを、インターネット経由で保護者に送ることができる。もし保護者がその詳細を知りたければ、表示されている画面上の"細部"をタップすれば、Care Goの当事者である「見守られている人」が、今どこで困っているかのおよその位置情報がマップ上で分かる。

Care Goをねじることで、まず当事者のスマホが感知して、次に保護者のスマホにフォローミーリクエストが届くのがわかる

 また緊急事態が起こった場合、当事者がCare Goを上下に引っ張ることで、"SOS"モードを発令し、保護者のスマホ画面上に"助けを求めています"という表示と共にアラートを鳴らし、現在位置の地図情報を表示する。Follow Meと同じく地図データの詳細を見るには"細部"をタップするだけだ。

Care Goを上下に引っ張ることで、まず当事者のスマホが感知して、次に保護者のスマホに緊急アラートが届くのがわかる

 Care Goは、よく考えられた専用のUIハードウエアを使うアラート送受信システムだが、Care Goは物理的にねじることはたやすいが、引っ張るのはなかなか力が必要だ。パッケージにあるような心臓発作で倒れた人がとても引っ張れるとは思えない硬さだ。これは筆者宅に届いた2台とも同じだった。

 操作が簡単かつ柔らか過ぎて起こす誤動作と、実用性との間で悩んだ結果かもしれないが、商品の使命や目的から考えれば、たとえ誤動作を誘発しても、誰もが緊急時のパニックの中でも使える「動作の完遂性」の方に重点を置く設計思想が必要だろう。

 そして緊急時に当事者がCare Goを引っ張って、SOSモードが一度起動すると、保護者にアラートが届き、本体設定よってはCare Go本体もLEDが点滅しアラート音を鳴らす。残念ながらCare Go本体のアラート音はそれほど大きな音ではなく、肝心の本人の周囲の人は異変に気づきにくいだろう。

保護者のスマホの緊急アラートを呈すするには、当事者のアプリで"アラームを止める"スライドスイッチを操作するしかない

 ひとたび保護者に届いたアラート音を止めるには、Care Goと連携している当事者のスマホアプリ上でアラームを止めるスライドバーを操作するしかない。

Care Goのデバイス名の命名や各種設定は当事者のスマホアプリからしかできない

Care Go内蔵バッテリーの状況や、バージョンアップの状況、操作音の設定などもできる

 Care Goのユニークなニックネームや、保護者の追加、削除、操作音やアラームのオンオフ、Care Goのバッテリー残量などはアプリの設定画面から編集可能だ。保護者(プロテクター)の追加は、Care Goのオーナーから招待メールを送る。もちろん複数の保護者の指定も可能だ。

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