●「値下げ」に振り回されていると置いててけぼりを食らう
ただ、今後は、ハイエンドだけでなく、ローエンドのスマホでも5G対応してくるものと思われる。
9月3日には、クアルコムが、Snapdragonの400番台シリーズで5Gに対応すると発表。すでにシャオミが4万円台の5Gスマホを日本でも投入しているが、年末から来年にかけて格安スマホ市場で売られるような3万円台のスマホでも5G対応になることだろう。
ただ、端末の割引規制が続くようであれば、ハイエンドの5Gスマホは売れず、それこそ、型落ちの4Gスマホや、iPhonedでもiPhone SEばかりが売れることになる。結果として、日本では4Gスマホばかりが売れ続け、いつまで経っても5Gが普及しないなんてことになりかねない。
菅首相の「値下げしろ」発言に振り回されていると、日本の通信産業は成長戦略も描けずに、世界から大きく遅れ、置いてけぼりを喰らうことになりそうだ。
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