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アプライド マテリアルズ サステナブルな企業・業界・世界の実現に向けた枠組みを表明

PR TIMES

アプライド マテリアルズ ジャパン株式会社


“Make Possible a Better Future”(より良い未来を可能にする)と題したビジョンとESG(環境・社会・ガバナンス)イニシアティブをSEMICON Westの基調講演でディッカーソンCEOが披露
企業:アプライド マテリアルズは2030年までに再生可能エネルギー調達比率100%とCO2排出50%削減を目指す。SBTイニシアティブ(SBTi)と気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)にコミット
業界:半導体製造における環境効率を改善し、よりサステナブル(持続可能)で公正なサプライチェーンを構築
世界:マテリアルからシステムまで(Materials to Systems™)緊密な業界のコラボレーションを呼びかけ、エネルギー効率のよいAI時代のコンピューティングを実現

アプライド マテリアルズ(Applied Materials, Inc., Nasdaq:AMAT、本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長 兼CEOゲイリー・E・ディッカーソン)は7月21日(現地時間)、第50回SEMICON West基調講演の中で、アプライド マテリアルズのESG(環境・社会・ガバナンス)コミットメントを拡大した10年計画イニシアティブを発表しました。これは社内だけではなく、サプライヤー、お客様、コンピューティング業界とも連携して推進するものです。

“Make Possible a Better Future”(より良い未来を可能にする)と題したアプライド マテリアルズの新しいビジョンの一端として、ディッカーソン社長 兼 CEOはESG活動の流れを自社、業界、そして世界全体に広げる枠組みを紹介しました。

ディッカーソンは次のように述べています。「リーダーである私たちには、より良い世界を後に残す責務がある、と強く感じています。アプライド マテリアルズにとって、地域社会への貢献は企業文化の根幹をなすものです。社員、サプライヤー、お客様、コンピューティング・エレクトロニクス業界の皆様と力を合わせ、『より良い未来を可能にする』の実現に意欲を燃やしています」

サステナブルな企業へ

アプライド マテリアルズは、事業が環境に与える影響を軽減するため、以下の目標を発表しました。再生可能エネルギーの調達比率100%を、米国では2022年までに、全世界では2030年までに達成し、スコープ1および2のCO2排出については2030年までに50%削減を目指します。さらに米国時間7月21日に発表した通り、アプライド マテリアルズはApex Clean Energyとの間で電力購入契約を結び、再生可能エネルギー目標達成に向けて大きく一歩を踏み出しました。このほか、Science Based Targetsイニシアティブ(SBTi)を通じた目標設定と、気候関連財務情報開示タスクフォース(Climate-Related Financial Disclosures:TCFD)の推奨に沿った財務報告にもコミットしています。

サステナブルな業界へ

アプライド マテリアルズはお客様やサプライヤーと共に、業界全体のサステナビリティを推進するいくつかのイニシアティブを積極的に進めています。ハードウェアとソフトウェアのアップグレードを通じて既存ならびに新システムの環境性能を高め、エネルギーや化学薬品の使用量とクリーンルーム設置面積を減らす取り組みもその1つです。この新しい「ecoUP」イニシアティブの一環として、アプライド マテリアルズは製造装置に「3 by 30」という目標を設定しました。これは、エネルギー消費の30%削減、化学薬品消費量の30%削減、面積当たりスループット密度(クリーンルーム設置面積1平方フィート当たりのウェーハ処理枚数)の30%向上を2030年までに達成する、というものです。

さらにアプライド マテリアルズは21日、SuCCESS2030 イニシアティブ(Supply Chain Certification for Environmental and Social Sustainability:環境的・社会的サステナビリティに関するサプライチェーン認定)を始動し、半導体・ディスプレイ製造分野で一段とサステナブルかつ公正なサプライチェーンの構築を目指します。このイニシアティブでは、材料・部品の選定、調達、パッケージング、倉庫保管、輸送、リサイクリングの最適化を通じ、エネルギー消費と排出の削減ならびに省資源化を追求します。さらに、サプライチェーン全体にわたって倫理、人権、ダイバーシティとインクルージョンの推進を図ります。

お客様企業のコメント

TSMC(CEO C.C. Wei博士):
「デジタル時代からAI時代に移行する中で、半導体業界は世界中の人々の役に立ち、暮らしを豊かにしています。TSMCではグリーン製造が企業文化に深く根付いています。アプライド マテリアルズはこのイニシアティブの主要メンバーで、同社は共同イノベーションを通じた排出削減のあり方を実際の活動で示しています」

Micron Technology(グローバルオペレーションズ担当エグゼクティブバイスプレジデント Manish Bhatia氏):
「メモリとストレージは、データに牽引される経済の発展に不可欠です。Micronは事業活動における環境フットプリントを促進する明確な目標を設定し、温室効果ガス排出、エネルギー消費、水の使用の削減と廃棄物管理を進めています。サプライヤーやテクノロジーパートナーに対しても、施設の設計・建設からファブ運用の効率化に至るまで、よりサステナブルなソリューションの開発を求めていますが、アプライド マテリアルズはこれに積極的に取り組んでいます」

Intel(Fab Technology Sourcing担当副社長 Shaheen Dayal氏):
「業界をリードするSuCCESS2030イニシアティブが本日発表されましたが、その方向性はIntelの2030年に向けた企業責任目標と合致しており、半導体の未来を見据えた責任あるサステナブルな包括的サプライチェーンを構築するための中核といえます。私たちは、個々の企業では対応できない広範な課題への取り組みが必要であるという切迫感を共用しています。主要な組織、業界、国の横断的なコラボレーションがなければ解決はできません」

サステナブルな世界へ

AIによって、気候変動、疾病予防、公衆衛生といった分野での研究がグローバル規模で大いに加速することが期待されていますが、その一方でAIが消費する電力も増えています。AIが真のポテンシャルを発揮するためには、半導体デバイスのPPACt、すなわち消費電力、性能、面積あたりコスト、市場投入までの期間を大幅に改善する必要があります。アプライド マテリアルズは、デバイスと構造の創出、形成、加工、分析、配線にまたがる業界最大かつ最も広範なテクノロジーと製品のポートフォリオを備えてこうした進歩の実現を支えています。アプライド マテリアルズが新たに投入したSelective Tungstenプロセス技術もその一例です。これは、ファウンドリ/ロジックノードの2Dスケーリングにおける重大なボトルネックを解消するものです。

ディッカーソンは次のように述べています。「AI時代が本格化するにつれて、半導体への依存度はさらに増しています。人々のためにより良い未来をつくる、という当社の決意を実現するには、半導体業界やエレクトロニクスのエコシステム全体と協業する能力が前にも増して重視されます。必要なのは、マテリアルからシステムまで(Materials to Systems™ )とシステムからマテリアルまで(Systems to Materials™)に係わる障壁を打ち壊し、システム設計者、開発者、インテグレーター、半導体メーカー、装置および材料のサプライヤーを、新たな方法で相互連携させることです」

アプライド マテリアルズ(Nasdaq: AMAT)は、マテリアルズ エンジニアリングのソリューションを提供するリーダーとして、世界中のほぼ全ての半導体チップや先進ディスプレイの製造に寄与します。原子レベルのマテリアル制御を産業規模で実現する専門知識により、お客様が可能性を現実に変えるのを支援します。アプライド マテリアルズはイノベーションを通じて未来をひらく技術を可能にします。

詳しい情報はホームページ:http://www.appliedmaterials.com でもご覧いただけます。

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このリリースは7月21日米国においてアプライド マテリアルズが行った英文プレスリリースをアプライド マテリアルズ ジャパン株式会社が翻訳の上、発表するものです。

アプライド マテリアルズ ジャパン株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:中尾 均)は1979年10月に設立。大阪支店、川崎オフィスのほか16のサービスセンターを置き、日本の顧客へのサポート体制を整えています。