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アイネット、ESG取組の一環として宇宙デブリ除去スタートアップ・アストロスケールに出資

PR TIMES

株式会社アイネット
~ 宇宙環境の持続可能性確保を目指す世界初の民間企業と連携、有望な小型衛星事業強化へ ~


 独立系データセンター(以下DC)プロバイダーであり、同時に宇宙開発事業には40年以上の経験を有する株式会社アイネット(東証一部上場、本社:神奈川県横浜市、代表取締役:坂井 満、以下「アイネット」)は、この度、宇宙デブリ除去衛星の開発支援業務等を通じて関係の深い株式会社アストロスケールホールディングス(本社:東京都墨田区、創業者兼CEO:岡田 光信、以下「アストロスケール」)に出資しましたのでお知らせいたします。
*宇宙デブリ=役目を終えた人工衛星やロケットの残骸、更にこれらが衝突、爆発して生じた破片など。
現在、10cm以上のもので約23,000個存在しており、宇宙利用の大きな障害となっています。




写真はアストロスケールが2020年中に打上げ予定の自社実証実験衛星【ELSA-d】


1.出資の背景
(1)1977年の気象衛星ひまわり初号機の打上げからスタートし、宇宙開発事業には40年以上の経験を有するアイネットは、今後大きな成長が見込まれている小型人工衛星分野へ注力しています。
また、ESGに対しても最優先の経営課題として取組んでおり、とりわけ『究極の環境施策』とも言える宇宙空間での持続可能な軌道維持には大きな関心を抱いています。
(2)アストロスケールとは同社の創業間もない頃から除去衛星開発、同社の地上局の運営などで密接な関係を構築してきました。この度、同社がE種優先株式発行による資金調達を行うにあたり、宇宙デブリ除去事業の将来性に鑑み、また両社の関係を更に強化するため出資を行いました。

2.アストロスケールについて http://astroscale.com
(1)会社概要
1.2013年、宇宙空間でのロケットや人工衛星の安全航行確保を目指し、軌道上で増加し続ける宇宙デブリの除去サービスを実現することで、次世代に持続可能な軌道を継承するために設立された世界初の民間企業です。
2.本社・R&D 拠点のある日本をはじめ、シンガポール、英国、米国とグローバルに事業を展開しており、また、CEOの岡田氏は、宇宙デブリ問題が世界的に活発に議論されるよう、国連等の国際機関においても登壇、基調講演を行い、問題の普及啓発に努めています。
3.2020年3月にはJAXA(宇宙航空研究開発機構)より世界初の大型宇宙デブリ除去等の技術実証を目指す【商業デブリ除去実証フェーズI】プロジェクト(2022年度までにキー実証打上げ)を受注しており、また2020年中に宇宙デブリ除去のための自社実証実験衛星【ELSA-d】の打上げも予定しています。

(2)提供予定サービス
1.EOL(End-of-Life)サービス
今後打ち上がる人工衛星が寿命を迎えたり、恒久故障が発生した際に除去を行う。
2.ADR(Active Debris Removal)サービス
既に宇宙空間に存在する危険度の高い宇宙ごみ(ロケット上段、大型衛星など)の除去。

3.今後の連携について
以下の分野において更なる連携を行います。
(1) デブリ除去衛星開発



当社宇宙・衛星ソリューション事業部のエンジニアによる打上げ衛星の組立・試験・運用等、製造及びサービスに係る業務を支援。


(2)地上局運営




アイネット敷地内に設置したパラボラアンテナを含む地上局設備の運用・保守・維持管理を行うとともに、潜在的なアンテナユーザーである宇宙スタートアップへの再販を支援。


(3)DC・クラウドサービス



DC・クラウドサービスプロバイダーとして、重要な衛星からの受信データの蓄積、バックアップ、データ配布等をサポート。


                                         以上

■ アストロスケールからのプレスリリースについて 
  https://bit.ly/20200518_Astroscale_PressRelease

■ アイネットについて https://www.inet.co.jp/
 アイネットは、DCとクラウドコンピューティングを展開するとともにシステムの企画・開発から運用・監視までカバーする独立系ITサービスプロバイダーです。
 現在は、国内最高レベルのDCをベースに、クラウドサービスビジネスを積極的に展開しており、自社のクラウド基盤上に業種業態を問わず利用可能なアプリケーションレイヤーのメニュー拡充を加速させています。一方システム開発事業ではAI、IoTなど先端の分野に注力するとともに、今後大きな市場拡大が見込まれている宇宙利用産業への取組みを本格化しています。

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