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仕事に差がつく!阿久津良和「Office 365のスゴ技」 第99回

今さら聞けないMicrosoft Teamsの便利な機能

2020年05月22日 09時00分更新

文● 阿久津良和 編集●MOVIEW 清水

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 本連載は、マイクロソフトのSaaS型デスクトップ&Webアプリケーション(以下、アプリ)「Office 365」について、仕事の生産性を高める便利機能や新機能、チームコラボレーションを促進する使い方などのTipsを紹介する。

 Office 365を使いこなして仕事を早く終わらせたい皆様にお届けする本連載。今回は今さら聞けないMicrosoft Teamsの便利な機能に注目する。

知っていると便利なコマンドバーやショートカット

・コマンドバーから各種アクションを実行する
 Web会議機能に注目が集まるMicrosoft Teamsだが、やはり基本はチャネル内のテキストチャット。必然的に手はキーボードに沿えるため、マウス操作を伴う場合はポジション移動を強いられる。そこで活用したいのが上部にあるコマンドバーだ。

コマンドボックスに「/」を入力し、続けてコマンドを入力する。その際サポート済みコマンドは自動補完機能が働く

図の例では「/whatsnew」を実行したため、ヘルプ内の新機能ページが現れる

 他の領域が選択された状態でも、「Ctrl」+「/(スラッシュ)」キーを押せばコマンドボックスにフォーカスが移動するため、いつでも必要なアクションを実行できる。たとえば特定のユーザーとチャットを開始する場合は、「/chat」と入力して「Enter」キーを押せば候補リストにユーザーが並ぶので、そのまま相手を選択すればよい。もしくは、ユーザー名を入力して「Tab」キーを押せば、直接メッセージを入力・送信できる。なお、[サポートページ]を確認すると、「/wiki」コマンドも存在するようだが、最新版のMicrosoft Teamsでは動作しなかった。

Microsoft Teamsで使用できるコマンド

・ショートカットキーでTeamsを素早く操作する
 キーボード操作という文脈であれば、ショートカットキーの活用も重要なポイント。当然ながらMicrosoft Teamsも多くのショートカットキーをサポートしている。

ユーザーアイコン→「キーボードショートカット」と順にクリックするか、「Ctrl」+「.(ピリオド)」キーを押すと一覧が現れる

 [サポートページ]でもショートカットキー一覧を確認できるが、こちらは101/104キーボードを前提としており、多くの日本人が使用する106/109キーボード用に若干の修正を加えた表を紹介する。

Microsoft Teamsで使用できるショートカットキー

・開発者プレビュー版で新機能を早期に試す
 Web会議ソリューションの需要増に合わせてMicrosoft Teamsも多くの新機能を投入しているが、その恩恵を受けるには契約したテナントへの展開を待たなければならないケースが多い。そこで試してほしいのが、リリース前の新機能へ早期にアクセスできる開発者向けプレビューだ。

ユーザーアイコン→「情報」→「開発者プレビュー」と順にクリックする

「開発者プレビュー版への切り替え」ボタンをクリックする

 名称からも分かるように本プレビュー版はアプリ開発を目的としており、機能差から通常版への影響をおよぼしかねない。その意味では運用フェーズでの利用は避けるべきだが、筆者は1ヵ月ほど開発プレビュー版でオンライン発表会などに参加してきたが、大きな問題は発生しなかった。

こちらは通常版のMicrosoft Teams

開発者プレビュー版に切り替えたMicrosoft Teams

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