■高機能型ツールの不得手なところ
このピックアップツールの問題は、先端に色々付いているおかげで径が14.6ミリほどあり、差し込めるフレームの穴が限られる点です。今回の場合ですと、30センチほど離れた穴から差し込み、途中でL字に曲げなければ目標物に届かない。
そして大きく曲げるとケーブルの抵抗が増え、爪の出し入れが渋くなる。おまけに目標物を囲むフレームがスチールのために、先端の磁石がフレームにくっつこうとする。これが微妙な操作の妨げになります。
おかげで近づいたと思ったら離れ、つかめそうだと思えば角度が微妙に違う。そのもどかしい様子をVTRに撮ってございますのでご覧ください。著作権の関係で無音ですが、脳内でサンダーバードの劇伴でも流しながら見ていただくと幸いです。
この作業を日々何度となくトライし続けましたが、寒いし中腰で疲れるしもう無理。ということで新たにもう1本ピックアップツールを購入して、またクルマ屋に笑われること必定の、より大げさなアプローチを試してみることにしました。この続きはまた次回。
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