7nmの最初の製品は、XeベースのGPGPU
なお、その7nmの最初の製品は、XeベースのGPGPUであることも今回明らかにされている。このターゲットは言うまでもなく、連載505回で説明したAuroraであろう。
Xeそのものは、連載505回で説明したように2020年に最初の製品がリリースされるはずなので、これは当然10nmでの製造になると思われるが、Auroraには7nmのものが投入されるわけだ。
ところで3ページ目の最後の画像では、最初の14nmと14++の性能差が20%になっていたが、もし縦軸が本当にリニアだとすれば、グラフの高さから推定すると以下の数字になる。
| プロセスによる性能改善率 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| プロセス | 性能改善率(14nm比) | |||||
| 10nm | 33% | |||||
| 10nm+ | 46% | |||||
| 10nm++ | 55% | |||||
| 7nm | 71% | |||||
| 7nm+ | 85% | |||||
| 7nm++ | 101% | |||||
2023年の7nm++では、2014年の14nmの2倍の性能というのは極端に大きな数字とは言えないまでも、やや過大な気がする。
いや、トランジスタの性能だけ見ればこのくらいいくのは無茶ではないと思うが、配線の方が確実に足を引っ張りそうである。そのあたりを勘案すると、1ページ目と2ページ目の画像にある縦軸はリニアではなく、おそらくは適当なのではないかと思う。

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