CORSAIR「iCUE LINK TITAN RX RGB」をチェック
iCUE LINKで面倒な取り付けやRGB設定が超簡単、冷却性能もバッチリ高いCPUクーラーが3万円強!
2024年12月23日 11時00分更新
CPUやメモリー、ビデオカードといった性能に直結するパーツはもちろんのこと、マザーボードやCPUクーラー、電源ユニット、ケース、ケースファンまで、すべてのパーツを自分で選び、納得のいく1台を組み立てられるのが、自作パソコンのいいところ。
BTOパソコンでもカスタマイズは可能だが、あくまで決められたパーツ候補の中からしか選べない。メモリーやSSDだと容量しか選べず、ビデオカードもGPUの選択だけといった制限がある場合も多いだろう。スペックさえ変わればいいというのならこれでいいが、メーカーやモデルを指定したい場合は満足できない人もいるだろう。
これ以外にも、静音性を高めたい、CPUをより冷やしたい、ライトアップを楽しみたいといったように、使いたいパーツが具体的に決まっているのであれば、自作にチャレンジすることをオススメしたい。
SSDがM.2になったことや、光学ドライブ非搭載が一般的となった現在は、必要なケーブルの数が減り、かなり自作しやすくなっている。といっても、どうしてもケーブルを使わなくてはならないパーツもある。その1つが、ファンだ。
ファンが使われているのは、ケースやCPUクーラー。数が少なければマザーボードのコネクターと接続するだけですむが、数が増えると、別途ファンコントローラーなども必要となる。
とくに簡易水冷CPUクーラーの場合、ラジエーターにファンを装着することになるが、これが結構大変。240mmラジエーターなら2台、360mmラジエーターなら3台ぶん、ファンのケーブル接続が必要となるからだ。さらに、LEDを搭載したライトアップ機能があれば、ケーブルの数は2倍に増えてしまう。
このケーブル接続の手間が省け、しかも冷却性能もすぐれている水冷CPUクーラーとして紹介したいのが、CORSAIRの「iCUE LINK TITAN RX RGB」シリーズだ。
もっとも注目したい特徴は、「iCUE LINK」に対応していること。これは、機器をデイジーチェーン接続可能にしてくれるものだ。隣接するファンならコネクターで連結できるほか、離れた場所のファンもケーブル1本で接続できる。
手間もかからず、大量のケーブルでケース内がぐちゃぐちゃになることもないiCUE LINK。自作初心者はもちろん、上級者にとっても便利に感じるだろう。
なお、「iCUE LINK TITAN RX RGB」シリーズはこの360mmのほか、240mmモデルもラインアップ。色がホワイトではなくブラックの場合は、さらに280mmモデルも用意されている。
この簡易水冷CPUクーラーについて、もう少し詳しく紹介していこう。