Tiger Lakeの後継
Sapphire Rapids
これに続くロードマップとして2021年にSapphire Rapidsというコード名が出現した。
もともとIce Lakeの次にこれの最適化版のTiger Lakeが予定されていたはずで、順序としてはその次がSapphire Rapidsのはずだが、Tiger Lake-SPに相当するものがないままSapphire Rapidsに飛ぶのか、それともTige Lake-SPが間に挟まるのかは現時点では不明である。
2018 Architecture Dayにおけるロードマップに従えば、Ice LakeがSunny Cove、Sapphire RapidsがGolden Coveに相当し、Tiger LakeがWillow Coveになるはずである。このあたりはデスクトップとサーバーで多少ラインナップが変わっても不思議ではない。
10nmのチームとの交流がないらしい7nmチーム
7nmは本当に大丈夫か?
さて、説明は以上であるが、最後に噂話を。やっと10nmの道筋がついたインテルであるが、もともと7nmは10nmと並行して開発されており、その意味はほぼスケジュール通りである(若干遅れてはいるが)。それはいいのだが、この10nmの部隊と7nmの部隊は独立している=あまり交流がないらしい。
気になるのは7nmの配線層の話である。結局配線層のやり直しで10nmの問題を解決したわけだが、別にEUVになったからといって配線の問題が解決するわけではない(2次元配線が可能なぶん、最短距離で結びやすくなるなど、VIA Pillerの必要性が減るといったメリットはあるが)。
むしろトランジスタ密度を高めようとすると、配線もまた相応に密度を上げる必要があるため、10nmよりもさらに厳しい状況になる。
こういう状況で、10nmの部隊との交流がないというのは、「7nmは本当に大丈夫なのだろうか?」と一抹の不安を覚えざるを得ない。7nmの登場は2021年なので、まだ2年ほどゆとりがあるわけで、それまでになんとかなっているといいのだが……。
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