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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情第511回

Ice Lakeは6月から出荷開始 インテル CPUロードマップ

2019年05月20日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/) 編集●北村/ASCII.jp

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 5月8日、インテルは2019 Investor Meetingを開催したが、この説明でひさびさにインテルのプロセスの現状と今後のロードマップを明らかにした。あわせて製品動向なども判明したので、これをまとめて説明しよう。

14nmの生産能力を強化
10nmはクリスマスシーズンに発売

 まずプロセス概略についてだ。Bob Swan CEOによる総括が下の画像だ。14nmは生産能力を強化しており、高まる14nmのニーズに応えられるとしている。

Bob Swan CEOによる総括。14nmは生産能力を強化しているという。TSMCが現実問題として最大のシェアであり、TSMCと比べるのは妥当と言えば妥当なのだが……

 内実としては連載508回で説明したとおり、「確かに数は出始めているが、需給のミスマッチ(望むSKUの製品が確実に供給されるとは限らない)が起きている」のが現状で、このあたりが解消されるのにはもう少し時間がかかりそうだが、それを無視すればとりあえず数が出始めたのは事実である。

 そして10nmに関しては、「2019年のクリスマスシーズンには、搭載製品が店頭に並ぶ」としており、ただしサーバー製品は2020年前半期の投入である。そして7nmについても、2021年の量産開始および製品出荷を予定している。

 もう少し細かい話はDr.Murthy Renduchintala氏(Chief Engineering Officer&Intel Group President, TSCG)のスライドで出てきた。

 下の画像は2013年の計画であるが、この当時の計画から3年遅れで今年10nmプロセスの量産に入ることになった。ただこの間インテルがなにもしていなかったわけではなく、14+と14++という2つの中間ノードを提供してきたのはご存知のとおり。

2013年の計画。野心的な目標が多数。これがどうなったのか? という話がこの後出てこないあたり、確実に10nmを実現するために要求を相当下げた&今後のプロセスについても外部には目標を言わないことにしたらしい
右の特徴が“パフォーマンスとパワー、コスト”に加えて“スケジュール”もバランスさせる要素に入ってきたことが特徴的。つまり最初の10nmは、スケジュール優先という話になる
縦軸がリニアだとすれば、最初の10nmプロセスの性能は、14nm比で30%増(14++比で8%程度のアップ?)というあたりだろうか?

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