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さとうなおきの「週刊アジュール」 第93回

新サービス「Azure VMware Solutions」が利用可能

SQL DB Edge、Blockchain Serviceを発表、Azure ML、Cognitive Servicesも大幅強化

2019年05月06日 13時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Azure Kubernetes Service (AKS):西日本リージョン

 Azure Kubernetes Service (AKS)は、マネージドKubernetesサービスです。

 Azure Kubernetes Service (AKS)が、東日本リージョンに加えて、西日本リージョンで利用可能になりました。

Cray ClusterStor

 HPCジョブのデータ処理を高速化するために、Azure上のCray ClusterStorが発表されました。

 Cray ClusterStorは、大容量、高スループットのストレージソリューションです。Azure上のCray ClusterStorは、Lustreベースの、Azureと統合されたシングルテナントのベアメタルアプライアンスです。

Cray ClusterStor

Azure Site Recovery:VMware/物理サーバーの正常性監視

 Azure Site Recoveryは、様々な環境のVMや物理サーバー間のディザスターリカバリー(DR)/移行サービスです。

 Azure Site Recoveryで、保護対象のVMware、物理サーバーの正常性監視が拡張されました。

Azure Security Center:一部機能の廃止

 Azure Security Centerは、Azureリソースのセキュリティの可視化と制御を行うサービスです。

 Azure Sentinelは、クラウドネイティブのセキュリティ情報イベント管理(SIEM)プラットフォームです。Azure Sentinelは、現在プレビュー中です。

 Azure Monitorは、Azureにおけるフルスタックの監視サービスです。

 Azure Security Centerの一部の機能が、7月末に廃止になる予定です。廃止になる機能は、Azure Security Centerの新機能、Azure SentinelやAzure Monitorの機能で置き換えられます。

Azure Application Gateway:v2 SKU

 Azure Application Gatewayは、SSLオフロード、セッションアフィニティ、 WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)などの機能を提供するレイヤー7のロードバランサーです。

 2018年9月のIgnite 2018カンファレンスで、自動スケーリング、ゾーン冗長、 静的VIPをサポートする新しいv2 SKUが、プレビューになっていました

 今回、このv2 SKUがGAになりました。

Azure DevOps:スプリント151

 Azure DevOpsは、Azure Pipelines(CI/CDパイプライン)、Azure Boards(作業追跡ツール)、Azure Artifacts(パッケージ生成/共有)、Azure Repos(プライベートGitリポジトリ)、Azure Test Plans(テストソリューション)で構成される、開発チーム向けのサービスです。

 4月にリリースされていたスプリント150に続いて、Azure DevOpsのスプリント151のアップデートがリリースされました。

 スプリント151では、GitHub MarketplaceのAzure BoardsアプリでのGitHub/Azure Boards統合、Microsoft Teams向けのAzure Pipelinesアプリなどの新機能があります。

Microsoft Teams向けのAzure Pipelinesアプリ

Visual Studio App Center:配布サービス

 Visual Studio App Centerは、iOS、Android、Windows、macOSアプリケーションのビルド、テスト、配布、監視のためのサービスです。

 Visual Studio App Centerの配布サービスに、次の新機能が追加されました。

  • 複数の配布先へのリリースの配布
  • 個別のテスターへのリリースの配布
  • リリースの電子メール通知の無効化
  • リリースの無効化
  • リリースをソート可能に

 詳細は、次のページをご覧ください。

複数の配布先や個別のテスターへのリリースの配布

Azure HDInsight:JupyterノートブックからのSparkジョブの進捗確認

 Azure HDInsightは、Hadoop、Sparkなどのマネージドサービスです。

 Azure HDInsightのSparkクラスター上のJupyterノートブックで、Sparkジョブの進捗を確認できるようになりました。

Azure HDInsightのJupyterノートブックからのSparkジョブの進捗確認

Azure Active Directory:エンタイトルメント管理、条件付きアクセスの認証セッション管理

 Azure Active Directory(Azure AD)は、ID/アクセス管理機能を提供するサービスです。

 Azure Active Directoryの「エンタイトルメント管理」が、パブリックプレビューになりました。

Azure Active Directoryのエンタイトルメント管理

 Azure Active Directoryの「条件付きアクセス」の認証セッション管理機能が、パブリックプレビューになりました。

Azure Active Directoryの条件付きアクセスの認証セッション管理機能

 それでは、また来週。

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