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さとうなおきの「週刊アジュール」 第93回

新サービス「Azure VMware Solutions」が利用可能

SQL DB Edge、Blockchain Serviceを発表、Azure ML、Cognitive Servicesも大幅強化

2019年05月06日 13時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Azure SQL Database Edge:発表、プライベートプレビュー

 Build 2019カンファレンスを前にして、新サービス「Azure SQL Database Edge」が発表され、プライベートプレビューが始まりました。

 Azure SQL Database Edgeは、組み込みのAI機能を備えた、フットプリントの小さい、エッジに最適化されたデータエンジンです。Azure SQL Database Edgeは、次の特徴を持っています。

  • ARM、Intelベースのエッジデバイス上で動作
  • データストリーミング、時系列データ、データベース内機械学習、グラフデータによって、エッジでの低レイテンシの分析をサポート
  • Azure SQL Databaseのセキュリティ機能。Azure IoT Centralからの中央管理
  • Azure SQL Database、SQL Serverと同じプログラミングインターフェイス
  • クラウド接続、非接続の両方のシナリオをサポート
  • Power BI、他のBIツールを使ったBIをサポート

 詳細は、次のページをご覧ください。

Azure SQL Database Edge

IoT Plug and Play

 Build 2019カンファレンスを前にして、「IoT Plug and Play」が発表されました。

 IoT Plug and Playは、IoTデバイスをクラウドにシームレスに接続するための、オープンモデリング言語です。

Azure Blockchain Service:発表、パブリックプレビュー

 Build 2019カンファレンスを前にして、「Azure Blockchain Service」が発表され、パブリックプレビューになりました。

 Azure Blockchain Serviceは、コンソーシアムブロックチェーンの作成、管理、ガバナンスを簡素化する、フルマネージドのブロックチェーンサービスです。

 また、MicrosoftとJ.P. Morganとの提携が発表されました。J.P. MorganのEthereumプラットフォームであるQuorumが、Azure Blockchain Serviceで利用可能となる最初の台帳になります。

 Visual Studio Code拡張機能「Azure Blockchain Development Kit for Ethereum」がリリースされました。これを使うと、Ethereumスマートコントラクトの作成、Azure Blockchain Serviceなどへのデプロイが可能になります。

Azure Functions:PowerShellサポート

 Azure Functionsは、サーバーレスアーキテクチャのFaaS(関数サービス)です。

 Azure Functionsで、PowerShellのサポートがプレビューになりました。Azure Functionsランタイム2.0でPowerShellがサポートされており、PowerShell Core 6が使われています。

 Azure管理のためのPowerShellのAzモジュールは、既定で利用可能になっており、常に最新バージョンにアップグレードされます。

 Azure Functionsで、Azureの運用管理のタスクを自動化しやすくなりますね。

Azure FunctionsのPowerShellサポート

Azure Machine Learning:レコメンデーションシステム

 Azure Machine Learningサービスを使ってレコメンデーションシステムを構築するためのベストプラクティスやサンプルを提供する、GitHubリポジトリが公開されました。

GitHubリポジトリでカバーされているレコメンダーアルゴリズム

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