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さとうなおきの「週刊アジュール」 第84回

Azure Kinect DK、MRサービス群を発表

Azure FunctionsのJavaサポートがGA

2019年03月26日 11時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Azure App Service:WildFlyのサポート

 Azure App Serviceは、Webアプリ、Web API、モバイルバックエンドをホストするためサービスです。

 LinuxベースのApp Service on Linuxで、Java EEアプリケーションサーバー「WildFly」のサポートがプレビューになりました

Azure Virtual Machines:Hyperledger Fabric 1.3

 IaaSの仮想マシン(VM)機能を提供するAzure Virtual Machinesで、1月にプレビューになっていたオープンソースのブロックチェーン「Hyperledger Fabric 1.3」向けのテンプレートが、GAになりました。

Azure Logic Apps:統合サービス環境

 Azure Logic Appsは、多数のコネクターを通してビジネスプロセスを自動化するワークフローを開発できる統合プラットフォームサービスです。

 Azure Logic Appsの「統合サービス環境」(ISE)が、パブリックプレビューになりました。

 統合サービス環境は、Azure Logic Appsを実行するための完全に分離された専有環境です。ISEはAzure Virtual Networkの仮想ネットワーク(VNet)に配置され、Azure Logic AppsがVNetにデプロイされます。

Azure Event Grid:Azure Maps統合

 Azure Event Gridは、イベントルーティングサービスです。

 Azure Mapsは、地図、検索、ルート検索、交通量などのAPIを提供する地理空間サービスです。

 今回、Azure MapsがAzure Event Gridと統合されました。ジオフェンスイベントに反応して、他のサービスにイベント通知を送信したり、ダウンストリームのプロセスをトリガーしたりできるようにまりました。

Azure Event Grid

Azure Container Registry:ファイアウォール規則、仮想ネットワークサービスエンドポイント

 Azure Container Registryは、コンテナーイメージを格納するプライベートレジストリのサービスです。

 仮想ネットワーク機能を提供するAzure Virtual Networkは、Azureサービスへのアクセスを特定の仮想ネットワーク(VNet)からのみに制限し、インターネット経由のアクセスを遮断することができる「仮想ネットワークサービスエンドポイント」を提供しています。

 Azure Container Registryで、ファイアウォール規則と仮想ネットワークサービスエンドポイントのサポートがプレビューになりました。

Azure DevOps:スプリント148をリリース

 Azure DevOpsは、Azure Pipelines(CI/CDパイプライン)、Azure Boards(作業追跡ツール)、Azure Artifacts(パッケージ生成/共有)、Azure Repos(プライベートGitリポジトリ)、Azure Test Plans(テストソリューション)で構成される、開発チーム向けのサービスです。

 2月にリリースされていたスプリント147に続いて、Azure DevOpsのスプリント148のアップデートがリリースされました。

 スプリント148では、Azure CLIのサポート、ホストされたパイプライン向けのVMイメージでのWindows Server 2019、Visual Studio 2019プレビューのサポートなどの新機能があります。

Azure Lab ServicesがGA

 Azure Lab Servicesは、チーム用の環境(開発環境、テスト環境、教室ラボ環境)を短時間で提供できるサービスです。

 2018年5月のBuild 2018カンファレンスでプレビューになっていたAzure Lab Servicesが、GAになりました。

Azure Lab Services

Azure Cosmos DB :Data Migration AssistantでのCassandraからの移行

 Azure Cosmos DBは、複数のデータモデル/APIをサポートしたグローバル分散型のNoSQLデータベースサービスです。

 Data Migration Assistant(DMA)で、CassandraからAzure Cosmos DBへの移行評価がサポートされました。

Azure SQL Database:Managed Instanceでのデータベース名変更

 Azure SQL Databaseは、SQL Serverベースのリレーショナルデータベースサービスです。

 Azure SQL Databaseの一機能であるAzure SQL Database Managed Instanceは、オンプレミスのSQL Serverとの100%に近い互換性を持つデータベースサービスです。

 Azure SQL Database Managed Instanceで、データベース名の変更がサポートされました。

 SQL Server Management Studio(SSMS)は、SQL Server、Azure SQL Database、Azure SQL Data Warehouse向けのデータベース開発、運用のための、Windowsで動作するツールです。

 12月にリリースされていたパブリックプレビュー6に続いて、SQL Server Management Studio 18.0のパブリックプレビュー7がリリースされました。

Azure Database for MySQL:読み取りレプリカがGA

 Azure Database for MySQLは、MySQLベースのリレーショナルデータベースサービスです。

 2018年9月のIgnite 2018カンファレンスでプレビューになっていたAzure Database for MySQLの読み取りレプリカが、GAになりました。

 Azure Database for MySQLの読み取りレプリカでは、1つのAzure Database for MySQLサーバー(マスター)のデータを、同じAzureリージョン内の最大5つのAzure Database for MySQLサーバー(レプリカ)に非同期でレプリケートできます。

Azure Database for MySQLの読み取りレプリカの活用例

Azure Database for MariaDB:仮想ネットワークサービスエンドポイントがGA

 Azure Database for MariaDBは、MariaDBベースのリレーショナルデータベースサービスです。

 2018年12月にパブリックプレビューになっていたAzure Database for MariaDBでの仮想ネットワークサービスエンドポイントのサポートが、GAになりました。

Azure Database for MySQLの読み取りレプリカの活用例

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