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業界人の《ことば》から第329回

日本発のグローバルベンチャーを生み出せるのか

三菱地所とSAP「Inspired.Lab」が大手町にあるワケ

2019年02月12日 11時30分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII

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今回のことば

「化学反応を起こし、社会変革に寄与できるイノベーションをここから発信し、日本発のグローバルベンチャーを生み出したい」(SAPジャパンの内田士郎代表取締役会長)

「Inspired.Lab」でスタートアップを支援する

大手町ビルの「Inspired.Lab」

 三菱地所およびSAPジャパンは東京・大手町の大手町ビル内に、日本最大級のビジネスイノベーションスペース「Inspired.Lab(インスパイアードラボ)」を開設した。

「Inspired.Lab」

 Inspired.Labは社会課題を解決する新規ビジネスの創出を目的とした、オープンイノベーションのためのコラボラティブスペース。「社会に大きなインパクトを与え、将来の産業構造を変革していく可能性を秘めた最先端の科学技術や研究成果をベースとするテクノロジーが集積し、企業の協創が生まれる拠点を目指す」という。

「Inspired.Lab」

 その施設を活用してSAPジャパンが展開するのが、スタートアップを支援するアクセラレーションプログラム「SAP.iO Foundry Tokyo」である。

 SAP.iO Foundryはこれまでにサンフランシスコ、ニューヨーク、パリ、ベルリン、テルアビブ、ミュンヘンで展開し、50社以上のスタートアップ企業を支援してきた実績を持つ。東京での展開は世界で7拠点目となる。

 SAPジャパンの内田士郎代表取締役会長は「日本国内でのイノベーション創出における課題はPeople、Process、Placeの3つのPにある。SAP.iO Foundry Tokyoはそのなかで、Placeという課題解決を担うことになる」としている。

People、Process、Placeの3つのPが日本の課題

 世界最大のERPベンダーであるSAPはERPを通じて、企業におけるProcessの改革をリードしてきた企業だ。SAPのエンド・トゥ・エンドのアプリケーションスイートおよびサービスは、42万5000社の企業および公共団体などが利用。世界中の商取引の全売上高の77%は、何らかのSAPシステムを使用していると言われる。

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