このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

業界人の《ことば》から 第587回

メーカー自身が認定し、工場検査後に販売するパナソニックの中古家電

2024年04月22日 08時00分更新

文● 大河原克行 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

今回のひとこと

「日本において、家電のサーキュラーエコノミー(循環経済)の新たな仕組みを作る。この取り組みは、結果として、パナソニックファンを増やすことにつながる」

(パナソニックマーケティングジャパンの宮地晋治社長)

メーカー認定の再生品

 パナソニックが、検査済み再生品「Panasonic Factory Refresh」の販売を開始した。

 店頭展示の戻り品や初期不良品、サブスクリプションサービスの契約終了後の商品などを対象に、パナソニックの製造拠点やサービス拠点で再生し、厳格な出荷基準を満たした商品だけを「Panasonic Factory Refresh」として販売する。

 同社の公式ショッピングサイト「Panasonic Store Plus」を通じて購入でき、買い切り型での購入だけでなく、サブスクリプションサービスとして利用することも可能だ。

 パナソニックマーケティングジャパンの宮地晋治社長は、「Panasonic Factory Refreshは、家電におけるサーキュラーエコノミー(循環経済)の新たな仕組みを、日本のなかに作ることに力を注ぐところから始める。経済産業省の『成長志向型の資源自律経済戦略』に沿いながら、日本の企業として、サーキュラーエコノミーの実現に向けて、積極的に参画し、貢献をしたい。今回の発表は、その意思表明であり、新たなスキームを作るためのスタート地点に立ったところである」と位置づける。

 宮地氏は、パナソニック 執行役員 コンシューマーマーケティングジャパン本部長およびパナソニックくらしアプライアンス社副社長国内マーケティング担当も兼務している。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ