スライド式のギミックで
フルディスプレーを実現した「Honor Magic 2」
Honor Magic 2もノッチを無くしたディスプレーを搭載しています。しかも、ディスプレー面にフロントカメラもなく、切り欠きやパンチホールなどがまったくない完全フルビューディスプレーを実現しているのです。ディスプレーは6.39型(1080×2340ドット)と、V20よりやや解像度は高め。SoCはKirin 970とこちらもなかなかパワフルな仕上げ。ディスプレーには指紋認証センサーを内蔵しています。
本体はスライド式で、ディスプレー部分を下に動かすと上部にカメラが出てきます。OPPOの「FIND X」はモーターでカメラを駆動させていますが、Magic 2は手動でスライドさせるわけです。フロントカメラ部分には顔認証用のセンサーなども搭載されており、「本体スライドで顔認識」させることが可能。なおフロントカメラの画質は1600万画素で、2つの200万画素深度測定カメラとあわせ、トリプルカメラ仕様となっています。
背面はファーウェイの「HUAWEI P20」のように横向きに持つことを考えたデザインとなっており、「honor」のロゴがカメラと同じラインに並びます。カメラは1600万画素のデュアル+2400万画素とこちらもトリプルカメラ。つまり、Magic 2は合計6個のカメラを搭載しているのです。なお、Honorは2018年12月にロゴを変更しており、V20からは大文字の「HONOR」表記に変更。このMagic 2は小文字の「honor」の旧ロゴとなっています。
さて一番気になるのはスライドの動きでしょう。片手で持って使ってみたところ、スライドさせるのは最初こそ動きはやや硬めですが、その後はスムーズに上下に動かすことができます。ポケットから取り出して本体をスライドさせて顔認証、そのまま閉じて使う、といった一連の動きもラクにできます。
V20/View 20はスペックとデザインを追求したハイスペックモデル、Magic 2は新しい技術を追求した先駆者的なモデル。2つの特徴あるスマートフォンはHonorの先進性をアピールするには十分すぎるほどでしょう。ファーウェイブランドのハイスペックスマートフォンとは方向性を変えたモデルでもあり、ぜひとも日本への投入を期待したいものです。
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