●基本コンセプトは「街に溶け込む」
アップルが店舗をデザインする上で、基本的なコンセプトとしているのが「いかに街に溶け込むか」という点だ。
壁面は巨大なガラスを採用することで、道路と店舗との境をできるだけなくし、入りやすい店舗づくりを目指している。
たとえば、サンフランシスコ市内にあるユニオンスクエア前の店舗では、巨大なガラスドアが開閉し、天気の良い日にはドアが開けっ放しの状態になる。店の前を通った人が気軽に入れるように配慮されているのだ。
またシカゴにできた店舗では、店舗周辺の土地もアップルが所有し、店舗と一体になるように周辺の道路や階段までもアップルがデザイン、建築工事をしてしまったほどの気合の入れようだ。店舗内には階段状のベンチなどもあり、買い物をしなくても、気軽に休憩できるスペースを確保している。
新宿の店舗も、道路に面した壁はすべてガラスになっており、新宿の街に溶け込もうというコンセプトを具現化している。
アップルが、巨額な設備投資をして直営店をリニューアルし、ユーザーが入りやすい店舗を目指すのは、もはやiPhoneやiPadを売りっぱなしにしておしまいというビジネスモデルは通用しないという危機感のあらわれだ。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第284回
AI
OpenAIやグーグルを使い分ける、“AIのMVNO”が存在感 -
第283回
トピックス
「EUでは使えない」アップルがSiri AIで異例の明言をしたワケ -
第282回
トピックス
グーグルvs.アップル、ブラウザ競争の軸は機能から信頼へ? -
第281回
トピックス
“つながらないドコモ”返上なるか 5G SA無料化で巻き返しへ -
第280回
トピックス
楽天モバイルにとってpovoは“毒リンゴ” ローミング終了後の行方は? -
第279回
トピックス
「ahamoだけ遅い」は誤解──ドコモ値上げに立ちはだかる通信品質問題 -
第278回
トピックス
銀行職員のBeReal騒動はなぜ起きた 問うべきはリテラシーではなくスマホ管理だ -
第277回
トピックス
ドコモ、ソフトバンクも始めた「Starlink Direct」 KDDIが打ち出す“中身”の違いとは -
第276回
トピックス
ソフトバンク、独自のAIスマホを発売へ グーグル相手に勝算はあるのか -
第275回
トピックス
日本のミリ波どうなる? カギを握るのはやはりiPhoneか -
第274回
トピックス
iPhoneが変えた日本 キャリアとメーカーを揺るがした20年 - この連載の一覧へ











