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石川温のPCスマホニュース解説 第16回

Apple Storeはただの売り場ではない:

Apple 渋谷なぜリニューアル?

2018年10月29日 09時00分更新

文● 石川温

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●基本コンセプトは「街に溶け込む」

 アップルが店舗をデザインする上で、基本的なコンセプトとしているのが「いかに街に溶け込むか」という点だ。

 壁面は巨大なガラスを採用することで、道路と店舗との境をできるだけなくし、入りやすい店舗づくりを目指している。

 たとえば、サンフランシスコ市内にあるユニオンスクエア前の店舗では、巨大なガラスドアが開閉し、天気の良い日にはドアが開けっ放しの状態になる。店の前を通った人が気軽に入れるように配慮されているのだ。

 またシカゴにできた店舗では、店舗周辺の土地もアップルが所有し、店舗と一体になるように周辺の道路や階段までもアップルがデザイン、建築工事をしてしまったほどの気合の入れようだ。店舗内には階段状のベンチなどもあり、買い物をしなくても、気軽に休憩できるスペースを確保している。

巨大なガラスドアが全開になるApple Union Square

シカゴ川沿いにオープンしたApple Michigan Avenue

 新宿の店舗も、道路に面した壁はすべてガラスになっており、新宿の街に溶け込もうというコンセプトを具現化している。

 アップルが、巨額な設備投資をして直営店をリニューアルし、ユーザーが入りやすい店舗を目指すのは、もはやiPhoneやiPadを売りっぱなしにしておしまいというビジネスモデルは通用しないという危機感のあらわれだ。

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