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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第14回

機能よりも「ユーザー体験」が多い:

AndroidからiPhoneに乗り換える理由

2018年10月02日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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 街を見渡すと、ほとんどの人の手元にスマートフォンがあります。この状態から思いつくことは、スマートフォン市場の飽和。簡単に言えばスマートフォンが販売される場合、新たにスマホを買う人が少なく、買い換えがほとんどという状態になるということです。

 世界のスマートフォン市場でアップルは15%程度のシェアにとどまっており、Androidの牙城をいかに切りくずしていくかが鍵となります。アップルが現在発売以来トップシェアを守っているのはタブレット市場におけるiPadのみ。MacもiPhoneも登場以来販売台数が成長していますが、それ以上に市場拡大のスピードが速く、シェアが低下し続けるパターンが見られます。

 アップルによるAndroidユーザー取り込みの話をする前に、そもそもAndroidと、iPhoneに用いられるiOSについて考えておきましょう。

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