MSI製ノート「WS63 8SJ」は超薄型のワークステーションだ
作りは良いが、冷却やクロック維持にやや難
検証の最後に「PCMark10」の“Standard”テストを実施した時のCPUやGPU温度の変動を観察してみよう。PCMark10が持つ温度の結果をそのまま掲載する。
今回Windowsの電源設定は「高パフォーマンス」で計測したため、比較的低負荷のワークロードではCPUのクロックはほぼ全域で3.7~3.8GHzあたりをフラフラする。
この図では上段の紫の線がCPUのクロックだ。横軸の時間軸を右に進み、Rendering & Visualizationに入るまではCPU負荷が低めなこともあって、CPUのクロックも高め安定、温度(下段グラフ、ミント色)も60~75度あたりを行き来している。
ところが右端のRendering & Visualizationに入り、Pov-Rayを使ったレンダリング処理に入るとCPUのクロック(紫)は3.4GHz近辺に急落、CPU温度(ミント色)は95度に到達。Premiere Pro CCのような濃密なCPU処理が遅く感じたのはこのためだ。
負荷の密度が高くないRAW現像や
フォトレタッチにオススメ
以上でWS63の検証は終わりだ。Quadroのパフォーマンスに期待するというよりも、ノート用の6コア12スレッドCPUのパワーを堪能するためのモバイルワークステーションといった方が正しいだろう。CADやCG用のプロ向けソフトでの動作確認がとれているマシンが今すぐ欲しい人にはオススメだ。
ただ同時に処理によっては薄型ノートの弱点が見えてしまうのは少々残念なところだ。負荷の密度が高くないRAW現像やフォトレタッチといった作業を快適にしたいなら、このWS63は文句なしにオススメだ。
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