柳谷智宣のkintoneマスターへの道 第36回
kintoneからSansanの人物データを取得
名刺管理サービス「Sansan」とkintoneを連携させてみた
2018年01月12日 11時00分更新
プラグインを追加したら
プラグインを追加したら、「設定」を開く。一番上のフォームにAPIを入力し、利用する機能を選択する。今回は「ルックアップ機能」を利用してみる。ルックアップの設定では、検索ボタンを配置するスペースで設定した要素IDを選び、検索キーとなるフィールドとSansanで検索するフィールドを指定する。
あとは、データを取得するために用意したフィールドとSansan上のデータを付け合わせれば完了。「保存」をクリックして、アプリを更新すればいい。
レコードの登録画面で、「取得」をクリックすれば、登録されているデータが一覧表示される。「会社名」に文字を入れて「取得」をクリックすれば、絞り込み検索の結果が表示される。「選択」をクリックすれば、指定したフィールドに該当データがコピーされるので「保存」をクリック。これで、Sansanの人物データをアプリに取り込むことができた。
Sansan APIの仕様として、会社名や電話番号は部分一致検索だが、氏名は前方一致、メールアドレスは完全一致検索となる。kintoneの顧客リストアプリや営業管理アプリをはじめ、年賀状を送るためのリスト作りなどにも活躍しそうだ。
なお「レコード一括登録機能」にチェックすれば、一覧から複数のレコードを選択し、まとめて登録できる。取得項目に「人物ID」がセットされたうえ、重複禁止になっていれば「レコード一括登録時のUpsert機能」も利用できる。

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