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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第519回

フルサイズでも速い! ソニーのハイエンドミラーレス一眼「α9」で夏猫三昧

2017年07月28日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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「α9」+70-200mmレンズでキジトラ君のドアップ。こういうときは目にピントを合わせるのが大事。毛の微妙な質感や前後のボケ方がさすがフルサイズ。迫力です(2017年7月 ソニー α9)

「α9」+70-200mmレンズでキジトラ君のドアップ。こういうときは目にピントを合わせるのが大事。毛の微妙な質感や前後のボケ方がさすがフルサイズ。迫力です(2017年7月 ソニー α9)

 ソニーの「α9」は2420万画素の35mmフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼。そもそも35mmフルサイズのミラーレス一眼を作っている会社はわずかなのだけど(ソニーとライカくらい?)、そのソニーの中でも最高峰のモデルだ。

 超高速AFや超高速連写を使って、一瞬を捉える力を追求したカメラなのだ。

ソニーのα9に同社の70-200mm F2.8。ボディーが小さいのでレンズがやけに大きく見える

ソニーのα9に同社の70-200mm F2.8。ボディーが小さいのでレンズがやけに大きく見える

 一瞬を捉える必要がある被写体といえば猫! 猫である。

 無造作な顔でこっちに歩いてくる猫の顔を捉えるってカメラ的にけっこう難しい。なにしろ猫はこっちに向かってるので、フォーカスが合った瞬間に撮影しないとずれちゃうのだ。

 それ、α9が一番得意とするところ。AF-Cモードにするときっちり合わせ続けてくれる。

 レスポンスが速いので突然歩いてこられても平気。

突然ひょこひょことこちらへ歩いてきた白黒猫。慌てて連写モードにして撮った1枚。それでもちゃんと顔にピントが合ってて素晴らしい(2017年7月 ソニー α9)

突然ひょこひょことこちらへ歩いてきた白黒猫。慌てて連写モードにして撮った1枚。それでもちゃんと顔にピントが合ってて素晴らしい(2017年7月 ソニー α9)

 猫を撮るときの設定は、AF-C+電子シャッターでいい。あとはAF用ジョイスティックをマメに動かして猫の顔をきちんと捉えればOKだ。

 そして、シャッタースピード優先にして、1/500秒から1/1000秒くらいにしておくと咄嗟の動きにも対応できる。それポイント。

ぺたっと伏せてたチャシロ猫が突然むくっと起き上がって歩き出したのでとっさに撮影。何かを見つけたらしい(2017年7月 ソニー α9)

ぺたっと伏せてたチャシロ猫が突然むくっと起き上がって歩き出したのでとっさに撮影。何かを見つけたらしい(2017年7月 ソニー α9)

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