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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”第514回

撮るのが一番難しいクロネコをきれいに撮影する方法

2017年06月23日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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黒猫のドアップ。黒が黒く撮れるようにマイナスの補正をかけ、黄色い目がより際立つようにしてみた。鼻水が写ってるけどそこは気づかないでやってください(2015年8月 キヤノン Powershot G3 X)
黒猫のドアップ。黒が黒く撮れるようにマイナスの補正をかけ、黄色い目がより際立つようにしてみた。鼻水が写ってるけどそこは気づかないでやってください(2015年8月 キヤノン Powershot G3 X)

 今回は黒猫を撮る話。

 「黒猫」というとE.A.ポーの有名な短編を思い出すわけで、そこに「黒猫というものがみんな魔女が姿を変えたものだという、あの昔からの世間の言いつたえを」という一節が出てくる(青空文庫より)。黒猫といえば魔女!

 でも、日本だと話が違う。日本国語大辞典によると「江戸時代には、これを飼えば労咳(肺結核)が治るという俗信があり、恋の病にも効験があるといわれた」とあり、逆に縁起がよいものだったのだ。

 恋の病に効いたそうですよ、みなさん。

 そんな黒猫であるが、一番撮るのが難しいといわれてる。そらそうだ。だって、真っ黒だもの。

 でも、かすかでも光が当たれば陰影ができ、猫だなってことはわかる。背景が暗かったりしたらそれもあやしいが、陰影とシルエットでなんとなくわかる。

毛繕いしてる黒猫……といわれないと何してるかわからない真っ黒な写真。黒猫だから黒いのだ(2017年5月 オリンパス OM-D E-M1 MarkII)
毛繕いしてる黒猫……といわれないと何してるかわからない真っ黒な写真。黒猫だから黒いのだ(2017年5月 オリンパス OM-D E-M1 MarkII)

 とはいえ、写真としてはちょっとキツい。

がんばって舌が出てる瞬間を捉えてみた。黒猫にはピンクの舌が似合う(2017年5月 オリンパス OM-D E-M1 MarkII)
がんばって舌が出てる瞬間を捉えてみた。黒猫にはピンクの舌が似合う(2017年5月 オリンパス OM-D E-M1 MarkII)

 これは塀の上で毛繕いをしているところ。だからピンクの舌が見え隠れする。舌が出ている瞬間を狙って撮るのである。タイミング良く撮る。

 舌が見えるとちょっとかわいい。

 でも舌だけだとねえ、目も見えてるといいよねえ。

 というわけでじーっと粘って撮ったのがこちら。

ハチワレを守る黒猫。ちょろっと出たピンクの舌がいい。もうちょっと目を開いてほしかったがしょうがあるまい(2017年5月 オリンパス OM-D E-M1 MarkII) ハチワレを守る黒猫。ちょろっと出たピンクの舌がいい。もうちょっと目を開いてほしかったがしょうがあるまい(2017年5月 オリンパス OM-D E-M1 MarkII)

 目と舌が同時に見えてるとよいですな。

 しかも、後ろにハチワレつき。気が弱そうなハチワレを守る舌だし黒猫。

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