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ピクセルシフトマルチ撮影で1億6960万画素も

α7R III発表! 画質もAFも連写も4Kも強化した最強ミラーレス一眼だっ!!

2017年10月25日 15時30分更新

文● アスキー編集部ソニー α 特捜班

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  ソニーは10月25日に「α7」(アルファ・セブン)シリーズの最上位モデル「α7R III」(同アール・スリー)を発表した.

 α7Rはα7シリーズの高画質モデルで、2015年6月発表の7R II以来、2年ぶりの新モデル.今年の4月に発表となった高速モデル「α9」の技術を投入し、画質の向上とともにAFおよび連写性能も向上した.α9が高速の最上位で、α7R IIIが高画質の最上位となったカタチである.発売は11月25日で予想価格は約37万円前後(税抜).

マウントはα9と同様にビス6本締めになり、重量級のレンズも安心してつけられる.

更なる高画質化とともに手ブレ補正も世界最高に
シフト機能で1億6960万画素撮影も実現

 α7R IIIに搭載する撮像素子は、35ミリフルサイズの裏面照射型Exmore R CMOSで前モデルと同じ有効4240万画素と変わらないが、素子以外はすべて新設計・新モジュールとなっている.

 まず、画像処理システムのBIONZ Xが最新版となり、低感度時のダイナミックレンジはRAW設定時において15段へと広がった.ディティールプロダクション技術とエリア分割ノイズリダクションも進化し、中感度域で約1段分のノイズが低減している.

 手ブレ補正ユニットとジャイロセンサーも新しくなり、ボディ内5軸手ブレ補正は世界最高の5.5段を実現.またシャッターチャージユニットも新開発し、シャッター振動によるブレを最小限としつつ最高約10コマ/秒の高速連写を実現した.

 出力データについてもサイレント撮影(電子シャッター)や連続撮影時にも14bitのRAW出力が可能となった.

 手ブレ補正ユニットを利用して、撮像素子を上下左右に1ドットづつづらして撮影する「ピクセルシフトマルチ撮影」を新たに搭載.4枚の画像から合計1億6960万画素の色情報を得て、画像を生成できる.ただし、生成にはPC上の専用ソフトが必要で、出力データは4240万画素となるが、モアレのない高精細な画像を得ることができる.

モードダイヤルの動画マークのとなりにはα9と同じ「S&Q」(スロー&クイックモーション)の印がある.

連写性能とAF機能にも
α9の高速化技術を投入

 高速連写では、10コマ/秒の連写をメカシャッターと電子しャッター(サイレントモード)の両方で実現.バッファメモリーの大容量化とシステムの高速化、UHS-II対応により、最大76枚まで連写できるようになったほか、データ書き込み中の操作(メニュー画面の設定変更など)も可能となった.

 AF性能も向上し、399点の像面位相差センサーに加え、425点のコントラストAFにより、画面の68%をカバー.低照度時のAF性能は約2倍向上、同体追随性能も2倍よくなっている.ヒトの目に焦点を合わせてくれる「瞳AF機能」も精度と速度が向上し、追随性能が2倍向上.また、低輝度の測距もEV-2から-3へと向上した.

 背面液晶にタッチ機能を追加し、動画撮影時に重宝する直接フォーカス位置指定が可能となった.また、α9と同様のマルチセレクターを背面に設置し、瞬間的なポイント移動も可能となっている.

 さらに、α9と同様にピント拡大中のAFとAFボタンによる合焦、AマウントレンズをLA-EA3で装着した場合でも像面位相差AFが可能となった.AF追従感度設定やフォーカスエリア登録、押す間カスタム設定呼出、縦横フォーカスエリアの切り換えなど、α9で実現していた機能を可能としている.

背面液晶は3.0型144万画素のチルト可動式でタッチ対応となった.液晶の右横上にあるのが新設のマルチセレクターボタン.

4K動画はHDRが向上
秒120コマのハイスピード撮影も可能に

 4K動画撮影機能としては、HLG(Hybrid Log Gamma)のピクチャープロファイルによるHDR(高ダイナミックレンジ)撮影を搭載.対応テレビで再生することにより,肉眼に近いリアリティーを表現できる.

 従来のS-Log2に加えて、S-Log3も選択可能となり、14段の再現域を確保.色域もS-GamutからS-Gamut3、S-Gamut3Cineも選択できるようになった.

 特殊撮影では、フルHDでスローモーションの120fps撮影、60倍までのクイックモーションを、最高50Mbpsで記録できる.また、4K動画から800万画素、フルHD動画から200万画素の静止画を切り出す機能も搭載した.

写真は本体の左側面で、下段の左から2つめが新設となったType-C端子でここから充電もできる.上段には外部ストロボのシンクロ端子も新設された.
グリップ側にはこちらも新たにダブルとなったSDカードスロット.記録方法はリレーや振り分けが指定できる.

外まわりもα9レベルに向上
ディアルスロットに大型バッテリー

 SDカードスロットを2つ搭載し、リレー記録や同時記録が可能になった.また、前モデルの約2.2倍の容量を持つバッテリー「NP-FZ100」となり、撮影可能枚数も向上.さらにType-C端子を新たに採用し、データの高速転送はもちろん、給電も可能で、バッテリーへの充電もType-C端子から可能である.

 ファインダーもα9と同じ369万画素の有機ELで、最大輝度は2倍に、また30%の高速化でチラつきも低減している.メニューで高画質モードを指定すると、センサーからより多くの情報を取得してモアレやジャギーを抑えた表示が可能となる.高速表示も指定が可能で、毎秒120コマで動体撮影に適した表示が可能だ.

 他にも、PC用ソフトImaging Edgeによるスタジオワークフローの向上や、本体のカスタマイズ機能もより多彩となり、プロカメラマンの要求にこたえたモデルとなっている.



 αファンたちは、次は無印α7のアップデートだろうと予想していたが、Rが最強化された.α9の技術を投入し、いわば「α9R」ともいえるモデルとなったわけだが、お値段はほぼ据置の税込み約40万円で、画質にこだわるキミやボクたちはとっても欲しいカメラなのである.

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