プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう 第26回
ネットワーク経由の冗長化にも対応
新登場!Drobo 5N2はSOHOのタスクもこなせる5ベイNAS
2017年06月14日 11時00分更新
写真で見るDrobo 5N2
それではDrobo 5N2を写真で紹介していこう。フロント側からの写真では、他の5ベイなDroboとはまったく区別がつかない。その代わり、他のメーカーのNASや外付けストレージ製品と見間違うこともない。Droboの外観は、Droboシリーズ特有のものだからだ。
このような「どのモデルなのかは分からないけど、ブランドは一目瞭然」のデザイン戦略は、AppleのMacにも通ずるところがある。シルバーのノートパソコンで林檎のマークが中央に大きく鎮座していて、ステッカーがたくさん貼ってあれば、それはMacだと誰もが分かるように、フロントから見ると真四角な黒い箱がパソコンの近くに置いてあれば、それはDrobo(の、いずれかのモデル)なのだ。
前述のように、Drobo 5N2は背面にギガビットEthernetのインターフェースを2つ備えている。フェイルオーバーやリンクアグリゲーションを利用せず、1ポートだけ利用する場合は、特にどちらから使うといったような決まりはない。その他には電源コネクターとスイッチ、そして盗難防止のためのKensingtonロックポートだけといったシンプルな背面だ。
以前のストレージ機器のように、小さくて意味不明のスイッチが並んでいたり、同じ形状のポートに「1」「2」と番号が振ってあることもないので、セットアップで迷うこともないだろう。こういうシンプルさは、やたらと文字を並べて説明をするよりもむしろ分かりやすいのだ。
Drobo 5N2のパッケージは、これまでのDrobo 5Nなど5ベイのDroboと同じ大きさで、内容物の構成も一緒だ。「Welcome to the World of...」と書かれた箱に付属品が収められ、箱を開けると「drobo」の文字が目に入ってくる。電源ケーブルとACアダプターの他に、Ethernetケーブルがポートの数と同じく2本付属している。きちんとした品質の接続ケーブルを同梱することで、低価格かつ低スペックのケーブルに由来するマイナートラブルを排除できるというわけだ。この辺り、Droboという会社はとってもしっかりしているように感じられる。
Drobo 5N2にもキャッシュ用のSSD(mSATA)を搭載するためのスロットが備わっている。Droboシリーズは、本体を稼働させたままデータ保存用のHDDの追加・交換が可能だが、mSATA SSDは電源断の状態で抜き差しする必要がある。Droboを稼働させたまま横に倒して、底面のフタを開けるユーザーはそうそういないと思われるが、それでもそういうことをするユーザーをしているのか、「mSATA SSDを抜き差しする前に電源を落としてください」と書かれたシールがコネクター近くに貼ってある。
(次ページ、「Drobo 5N2をセットアップ!」に続く)
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