900gまで装備できる「3軸電動カメラスタビライザーPro」でヌメッとした動画を撮ろう!
2017年04月11日 12時00分更新
手ブレを劇的に緩和する“ジンバル”はアクションカメラやスマホの普及に合わせて、手持ちできるタイプが多く登場している。
アナログタイプもあれば、モーターや加速度センサーを採用した電子式もあり、選択肢は幅広い。今回は9万8000円で、900g以下まで対応する電動3軸ジンバルを見ていく。サンコー「3軸電動カメラスタビライザーPro」だ。
要“ある程度”の筋肉
3軸電動カメラスタビライザーProは、多機能である分、比較的大型で重量がある。
サイズは幅170×奥行き134×高さ314mm、重量は約1060g(バッテリーフォルダー、バッテリー、クックリリースプレート含む)。
一眼レフやミラーレスを搭載した場合は、その分、重量が増すため、筋肉が必要になるが、両サイドに1/4-20UNCがあるため、小型三脚を取り付けてハンドル代わりにすることで、重量対策がそれなりに可能だ。
とはいえ、人体スタビライザーは当然必須なので、ある程度保持できる筋肉は用意しておこう。1日30秒のプランク、20回のスクワットからスタートだ。なお底部には3/8-16UNCもある。
操作ボタン類を見ていくと、プロファイルやバッテリー残量などを表示するディスプレーとモード切替スイッチ、ジョイスティック、電源ボタンがある。
電源ボタンを押すと、ジョイスティックと電源ボタンのある面を正面として扱い、自動的にその方向を向く。
モード切替スイッチについては後述するが、ジョイスティックは上下左右にカメラの向きを変更することができ、パンは360度回転に対応する。ロールとピッチについては、355度、±180度。
また、電源投入前のセットアップは、ある程度重量のあるカメラの場合は、電源オフの状態で前後左右のバランスを取り、安定した状態にしてから電源をオンにする。
スマホなどの軽い製品の場合はテキトーにバランスを取って(傾いていてもいい)から、電源をオンにすると自動的に調整してくれる。iPhone 7 Plusでテストしてみたが、180g以下であればまず大丈夫なようだ。
ひとつ面倒な要素を挙げておく。クックリリースプレートのネジについてだ。すりわりの幅が狭く、国内通貨をドライバーの代替として使用するとすりわりを舐めやすい。そのため、同梱のドライバーを持ち運ぶか、ネジの交換をオススメする。
そして電源。リチウムイオンバッテリー(2600mAh,3.7V)×3を採用しており、約8~10時間の動作を実現している。充電時間は3~4時間と短いため、長時間の動画収録に耐えてくれるだろう。
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