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T教授の「戦略的衝動買い」 第425回

レンジでチンすると書いたものが全部消える! 「ROCKET BOOK WAVE」ノートを衝動買い

2017年04月12日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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ノートに書いた内容を取り込んで管理できる
オリジナルアプリ

各ページにはQRコードが印刷されているが、内容は単なるページ番号だけに見える

各ページにはQRコードが印刷されているが、内容は単なるページ番号だけに見える

 筆記の対象となる紙媒体であるWAVEノートと専用アプリである「ROCKET BOOK」との関係性がそれほど明確ではないが、スマホに導入したROCKET BOOKアプリは筆記済みのWAVEノートの内容を、即座にエリア認識し、各ページにあるページ番号QRコードと、各ページの最下段にあるクラウドサービスのどこにデジタル化データを送るべきかを判断して処理してくれる。

ページ番号QRの横には、チェックマークをつけることでユーザーが決めた任意のクラウドサービスにスキャンデータをアップロードするためのアイコンが7つ列んでいる

ページ番号QRの横には、チェックマークをつけることでユーザーが決めた任意のクラウドサービスにスキャンデータをアップロードするためのアイコンが7つ列んでいる

WAVEノートをスキャンしたデータをどのクラウドにアップロードするかは専用アプリでユーザーが指定する。その際、データ形式(JPEG/PDF)や、スキャンと同時に一気にクラウドにアップロードする、などの設定ができる

WAVEノートをスキャンしたデータをどのクラウドにアップロードするかは専用アプリでユーザーが指定する。その際、データ形式(JPEG/PDF)や、スキャンと同時に一気にクラウドにアップロードする、などの設定ができる

今回は原稿でのテストの意味もあり、実際には筆者がほとんど使っていないEvernoteやOneNote、GoogleDriveなども含め各ページ最下段のアイコンとのヒモ付をやってみた

今回は原稿でのテストの意味もあり、実際には筆者がほとんど使っていないEvernoteやOneNote、GoogleDriveなども含め各ページ最下段のアイコンとのヒモ付をしてみた

 ROCKET BOOKアプリの設定では、スキャンデータをどのクラウドサービスに送るかの設定や、PDFで送るかJPEGで送るかなどの選択、スキャン後に指示待ちせずに、任意のクラウドサービスに送るなどの設定を、各クラウドサービスごとに設定できる。

 ROCKET BOOKアプリだけを見ている限り、WAVEノートを購入しなくても、設定の項目の中からでも一般的なパソコン、プリンターを使用して、同様のフレームとQRコード付き専用ページを印字して活用することもできそうだ。

 あくまでWAVEノートは電子レンジでチンすることで再利用可能なタフなノートと理解すべきだろう。

WAVEノートだけを持ち歩いていて、送り先を忘れてしまわないように、WAVEノートの裏表紙内側にもアップロード先アイコンとクラウドサービス名の設定を記述できる

WAVEノートだけを持ち歩いていて、送り先を忘れてしまわないように、WAVEノートの裏表紙内側にもアップロード先アイコンとクラウドサービス名の設定を記述できる

 WAVEノート各ページ最下段のアイコンごとに最終的なアップロード先クラウドサービスを決定したら、忘れないうちにWAVEノートの裏表紙裏にも記述しておこう。

実際に5ページ分を描いてみた。実際の使用にあたっては、1ページ目をブランクで空けるクセのある筆者は、2ページ目から書きはじめるので、写真のページは5ページ目だが、物理的には6ページになっている

実際に5ページ分を書いてみた。実際の使用にあたっては、1ページ目をブランクで空けるクセのある筆者は、2ページ目から書きはじめるので、写真のページは5ページ目だが、物理的には6ページ目になっている

 今回、筆者は実際にWAVEノートの最初から5ページの筆記を行なったが、フリクションボールのペン先とWAVEノートの表面仕様との相性の良さか、不思議と筆者が以前から思っていたフリクションボールのかすれる書き辛さを感じることがなかった。

スキャンしたいWAVEノートの目的ページにアプリを起動して撮影モードにしたスマホをかざす。四角いドットの枠内に被写体が入るまでカメラを遠ざける

スキャンしたいWAVEノートの目的ページにアプリを起動して撮影モードにしたスマホをかざす。四角いドットの枠内に被写体が入るまでカメラを遠ざける

あっと言う間にスキャンすべきエリアを認知し、対象エリアをグリーン色に変化させ、スキャンをはじめる

あっと言う間にスキャンすべきエリアを認知し、対象エリアをグリーン色に変化させ、スキャンをはじめる

 早速、筆記した最終ページをROCKET BOOKで読み込んで見た。筆者の個人的感覚で極めて恐縮だが、読み込み対象ページにスマホのレンズをかざしてから、極めて短い時間でページの取得対象エリアを認識した。

ちょっとブレてしまったが、スキャンが終了すると、ページが小さなサムネイルに変化して、スマホに自動保存される。設定をしていればほぼ同時に指定したクラウドサービスにアップロード。今回はDropBox

ちょっとブレてしまったが、スキャンが終了すると、ページが小さなサムネイルに変化して、スマホに自動保存される。設定をしていればほぼ同時に指定したクラウドサービスにアップロード。今回はDropbox

実際にスキャンされたスマホ内部のデーター。グリーン色に変化しているロケットアイコンは筆者がアップロード先をDripBoxに指定し、フリクションボールでWAVEノート上のロケットアイコンにチェックマークを付けたため

実際にスキャンされたスマホ内部のデーター。グリーン色に変化しているロケットアイコンは筆者がアップロード先をDripboxに指定し、フリクションボールでWAVEノート上のロケットアイコンにチェックマークを付けたため

 そして、あっと言う間にスマホ内部に取り込み、同時にチェックマークを付けたドロップボックスに送信が自動的に終了してしまった。あまりにもあっけない感じだ。

直にスマホでDropboxをチェックしたら、今回アップロードした手書きノート(最上段)が問題なく、指定したホルダーにアップロードされていた

直にスマホでDropboxをチェックしたら、今回アップロードした手書きノート(最上段)が問題なく、指定したホルダーにアップロードされていた

ほぼWAVEノートに記述した内容と同じ。マーカーのイメージも予想以上だ

ほぼWAVEノートに記述した内容と同じ。マーカーのイメージも予想以上だ

部分的な拡大表示もできるので、大型のタブレットではなくスマホでも大丈夫そうだ

部分的な拡大表示もできるので、大型のタブレットではなくスマホでも大丈夫そうだ

 すぐに、同じスマホでドロップボックス内の指定した任意のホルダーを確認した所、間違いなく目的の筆記ページは、PDF変換され、指定したホルダーに何の問題もなく転送されていた。

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