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アスキー確定申告虎の巻 第7回

個人事業主・フリーランス必見の「家事按分」

個人事業主・フリーランスの節税テク、自宅の家賃や光熱費を経費にする

2017年02月10日 11時00分更新

文● 小堀真子 編集●飯島恵里子/ASCII

提供: 弥生

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家事按分のやり方 ~家賃編~

 では、実際に「家賃」を按分する例を見てみましょう。家賃の按分でもっとも一般的なのは、事業所として使っている床面積の割合で経費を計算するやり方です。

 都心などの小さなワンルームを自宅兼仕事場にしている場合、どこまでの面積を事業用スペースとしていいか悩んでしまう場合もあるでしょう。そんなとき、外出がほとんどない業種であるならば、自宅で仕事している時間を目安にするのも一手。床面積で図るか、時間で図るかで額が変わってくることもあるので、よく考えてルールを決めるのがポイントです。

家事按分のやり方 ~光熱費、通信費、ガソリン代編~

 家事按分の絶対のルールは、事業で使った分だけを経費計上すること。例えば電気代やガソリン代なら、事業で使用しているコンセントの数から消費電力を割り出したり、走行距離を測ったりと具体的な数字が見えやすいので、以下のように求めることができます。

 また、ガソリン代の計算で車を事業で使用している割合が分かったら、その割合を車の購入費や自動車税などに当てはめて按分しておくこともお忘れなく。

 一方、携帯電話やインターネット料金などの通信費は、使用分を数字で明確に分けるのが難しいかもしれません。この場合は、使用時間を目安に考えるのもOKです。

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