買いたい製品の種類の数だけボタンが必要
個人的興味から、Amazon Dashボタンはスマホやルーターからどう見えているのか見てみたが、SSIDは「Amazon ConfigureMe」という名称のようだ。
ユーザーが注文ボタンを押すと、Amazon Dashボタンの電源がオンになり、その後、ルーターからDHCPの仕組みでIPアドレスをゲットしてAmazonサーバーにアクセスして注文を完結する仕組みのようだ。
便利なような、そうでもないような、Amazon Dashボタンの評価はなかなか難しい。我が家ではAmazon Dashボタンによるリステリンの注文はそれほど障害はなかったが、筆者の好物であるWILKINSONのジンジャーエールは、注文単位が500mlのペットボトル2ダース(24本)が最小単位で、都心のウサギ小屋マンション住まいでは、ワイフのOKが取れなかった。
また、PANTENEでは、シャンプーとリンスのそれぞれにAmazon Dashボタンを用意しなければ注文できそうにない。
予想通りなら、自宅にはまったく同じデザインのPANTENEのAmazon Dashボタンが2つ並ぶことになる。
誤ってシャンプーやリンスばかりをオーダーしないために、Amazon Dashボタンには油性のサインペンで「シャンプー」とか「リンス」とか書くことになりそうだ。意外にこれは面白いかもしれない。
シャンプーとリンスのペアパック商品があれば、この問題は解決しそうにも思えるが、実際のところは、双方の自宅在庫残量差があり、どちらか一方だけを注文したいシチュエーションも十分起こり得るだろう。
やっぱりシャンプーとリンスには別々のAmazon Dashボタンで管理するのが正解のようだ。
残りは筆者が、ワイフと相談することなく勝手に先行して買ってしまったアタック用のAmazon Dashボタンだったが、これも洗剤のリフィルサイズが1.3kgのビッグサイズで、商品自体の取扱いが大きくて面倒との理由でボタンを押すことは即却下となった。
その後、筆者宅で使用している洗濯洗剤はアリエールの「パワージェルボール」だということが判明し、それなら使えるということで、5個目のAmazon Dashボタンを注文することとなった。
筆者のようにほとんど家事にタッチしていないダメ人間がいる場合、Amazon Dashボタンを買う前には、必ず家庭内調査と相談が必要なことを悟った。
Amazon Dashボタンを買うための
Amazon Dashボタンが必要!?
結局のところ、Amazon Dashボタンで注文したのは、リステリンとアリエールの2つだけ。Amazon Dashボタンで注文せずにパソコンでAmazon Dashボタンばかりを5個も買った1週間だった。知人には、「Amazon Dashボタンを買うためのAmazon Dashボタンがいる」と笑われてしまった。
そして、Amazon Dashボタンで買った2つの商品も、現在の平均使用量だと、ボタンを押して注文するのは、多くても1~2ヵ月に1回あるかないか程度。これでAmazon Dashボタンの意義がどのくらいあるのかは意見の別れるところだろう。
もちろん、読者諸兄も御承知の通り、Amazonの最終目的は、Amazon Dashボタンを単なる“御用聞きボタン”として広めることでないことは明白だ。
同じAmazonプライムのたくさんのモルモットユーザーと遊んでくれる気があるなら、開発者じゃなくても少しは遊べる初夢的ガジェット仕様とプレイグラウンドを提供してくれたらなぁ……と思う年末年始だった。
今回の衝動買い
アイテム:「Amazon Dashボタン」
価格:アマゾンにて500円で購入(後に還元)
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第879回
トピックス
満充電で自らプラグを抜く!? 1個1200円の自立型「自動切断アダプター」を衝動買い -
第878回
PC
安心の国内企画「240W」対応USBケーブル やわらか極太USBケーブル4本セットを衝動買い -
第877回
スマホ
“嫌われない未来”にフォーカスしたスマートグラス「Even G2」を衝動買いしたものの…… -
第876回
スマホ
「240W対応の幻想を斬る!」 折りたたみスタンド+USBアダプタの意外な正体 -
第875回
スマホ
USB Type-A端子に深く潜り込む、激レアなType-C変換アダプターを衝動買い -
第874回
スマホ
1万6000円でAIとの会話が実現できるオーディオグラス「OWNDAYS CONNECT」を衝動買い -
第873回
スマホ
Googleの忘れ物ネットワーク「Find Hub」の実力のほどを秋葉原で実体験! 新トラッカー「amine」を衝動買い -
第872回
AV
IKEAのBluetoothスピーカー用のバッテリーパックを往復3時間かけて1年遅れの衝動買い -
第871回
スマホ
フロッピーの皮を被ったSSDエンクロージャ、懐かしさに負けて衝動買い -
第870回
スマホ
Halliday Smart Glassesを衝動買いも、使い出した日から…… -
第869回
スマホ
240W対応ケーブル一体型チェッカーを衝動買い E-marker通信の“空中分解”を追う - この連載の一覧へ











