これを書いてるのは2016年11月24日。
東京に11月に雪が降ったのは54年ぶりという特異な日。
起きたら雪が降っておりまして、最初に考えたのは、猫たちはどうしてるかな、ってこと。もしかしたら雪と猫のカップリング写真を撮れるかも、と下心満載で、カメラに望遠レンズをつけて猫に会えそうな場所へ散歩に出かけたのである。雪の中を。
具体的には、前回掲載したオッドアイ猫がいた場所の近所。
でもさすがにここまで寒いと猫もいませんな。
オッドアイ子猫がいた塀の上もほんのり雪が積もってて、猫が飛び乗る気配なんてありゃしない。
と思ってとあるガレージを見ると、無造作におかれたボックスの上でじっとこちらを見てる猫あり。
そうだよな、猫たちは屋根の下にいるよな、ってことでまず1枚。明らかに警戒モードなわけで、不用意に近づかなくて済むよう望遠レンズを用意しといてよかった。
さてこの写真、よーくいるとなんかヘンである。
この猫のお尻の辺りに注目。なんか不自然じゃありません?
その秘密は、この大人の猫がこちらの望遠レンズを警戒して、ぴょんと飛び降りて逃げた時にわかった。
子猫がいたのである。寒い中お尻をくっつけあって温め合っていたのだろう。
前回のオッドアイ子猫とたぶん同じくらいの大きさである。なぜこんなに子猫が多いのだ?
このあたり、地域猫として世話をする猫ボランティアさんがいないのかもしれない。去勢されてないみたいだし。
いや、飼い猫を特に首輪をつけたり去勢したりせず普通に外に出しているのかもしれない。数十年前はそれが当たり前だったし。
ともあれ、子猫が現われたのである。見た目的に親子に違いない。母さん猫(たぶん)ったら、子供を置いて逃げちゃったのね。
子猫がこっちを見てる、と思ったら、さらにその箱の奥にあやしい影がいる。
角度を変えてよく見ると、さらに2匹の猫がくっついて温め合っているのであった。寒いからねえ。くっつくとあったかいのだよねえ。
無事冬を越せますように、と。
ちなみに、望遠写真だけだとどんな状況なのかわからないので、ちょっと引いた写真もどうぞ。
簡単な屋根だけのガレージの下にいて、その奥では雪がほんのり積もっていたのである、11月の東京で。
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