気温も下がってくるこれからの時期は、長時間じっくりとPCゲームに挑むのに絶好の季節。今年は様々な人気タイトルが登場したが、中でも熱いのがチームベースの対戦FPS「オーバーウォッチ」だ。
それぞれ違った特性・能力を持った22人のヒーローを使った戦略的・読みあい要素の豊富なゲーム性が受け、eスポーツでもダントツの人気を誇っている。
だがこのオーバーウォッチ、今時のゲームらしく戦闘中の展開が非常にスピーディー。味方の特殊能力(ult)発動と連携を決めるには、しっかり画面で何が起きているか見えなければ話にならない。
ただオーバーウォッチは今時のゲームにしては推奨GPUがGeForce GTX 660以上と軽めに作ってあるので、超絶ハイエンドPCは必要ない。
だがフルHD+最高画質(エピック)設定だと、推奨ギリギリのGeForce GTX 660だと40fps台がいいところ。かといって画質を落として遊ぶのは損した気分になって嫌だ。
オーバーウォッチをフルHD+最高画質で最低限60fpsキープ、可能ならゲーミング液晶でヌルヌル感を楽しめる程度のフレームレートが欲しい。
そんな時にまず考えたいのがPascal世代の新ミドルクラスGPU「GeForce GTX 1060」だ。中でもオススメしたいのが、豊富なラインナップを誇るGIGABYTE製GeForce GTX 1060搭載カード。
今回はアスキー編集部の自作チーム「ジサトラ(自作虎の巻)」メンバーにGeForce GTX 1060環境でオーバーウォッチを体験してもらいつつ、旧世代カードとの違いを検証してみたい。
GeForce GTX 1060搭載のGIGABYTE製カードで武装を固める
GeForce GTX 1060の基本的なベンチマークはこちらの記事で検証済みだが、今回は日本国内で入手しやすいGIGABYTE製の4製品に注目したい。いずれもGIGABYTEオリジナルクーラーを搭載したオーバークロックモデルだ。
基板の中に分厚い銅のレイヤーを入れたり、品質の良い固体コンデンサーなどの良質な回路設計で耐久性を高める“Ultra Durable Components”、ワンクリックでオーバークロックできる“Intuitive XTREME Engine Utility”といったGIGABYTEならではの要素は、この4製品すべてに組み込まれている。