無料クラウドPOSレジ比較まとめ2016【法人向け】
紛らわしいけど何が違う?スマレジ・ユビレジ・エアレジを徹底比較
無料で使える3大iPadPOSを徹底比較!
月額無料でアプリから開始できるのが、スマレジ・ユビレジ・エアレジです。ただし、初期導入費用としてはiPad・レシートプリンタ・キャッシュドロワ等のハードウェア機器が必要となります。
特徴的な部分として、エアレジは拡張機能(予約管理等)を利用しても完全無料で利用できます。スマレジやユビレジは、利用する機能や選択する契約によって月額費用が異なります。
スマレジは、在庫管理機能が充実していることから、アパレル/小売業に優位があります。ユビレジは、お店で伝票を処理する感覚で会計ができるUIや業種に応じたオプションの選択性から個人店舗で経済的に使えます。エアレジは、ホットペッパーとの連携による集客面と費用面が飲食店には効果的です。
飲食業向け機能の比較
続いて、飲食店に必要とされる「オーダーエントリー(注文機能)」「順番管理」「予約管理」「座席管理」の4つの機能の有無をまとめました。
スマレジとエアレジでは、店員がiPod等をオーダーエントリー端末としてお客さんの注文を取ることができます。また、オーダーエントリー端末で空席確認・座席確認ができます。
エアレジでは、お客さんが並んだときの順番管理や予約管理が可能です。また、リクルート社が運営するホットペッパーグルメとも連携して予約管理やポイントの利用ができる事が最大の強みです。
残念ながら、オーダーエントリーから座席管理まで飲食店に必要なすべての機能を網羅したレジはありません。スマレジとユビレジでは、予約管理の『トレタ』と連携することで予約管理に対応することができます。
また、2017年から施行が予定されている食料品の軽減税率へは各社対応予定となっています。テイクアウト・イートインを予定する飲食店では軽減税率対応は必須となるので、要チェックです。集客面や費用面で考えたときには、エアレジが飲食店では強いでしょう。
アパレル・小売向け機能の比較
アパレルや雑貨小売がPOSレジに強く要望することは「ネットとリアルの在庫管理機能の充実」です。近年「オムニチャネル戦略」やリアル店舗で商品を見てネットで買う「ショールーミング」に対する課題解決からネットとリアルの在庫を一元管理できるPOSレジが求められています。
そこで、アパレルや小売店舗に必要な「在庫管理」「顧客管理」「免税販売」の3つの機能の有無をまとめました。アパレル・小売は複雑な在庫管理が存在するため、高機能なレジが必要とされます。
スマレジは3つすべての機能に対応。在庫管理に関しては、社員割引販売やセット販売、出入庫管理等複雑な在庫管理ができ、ネットショップと実店舗で顧客データ・在庫データを融通することでオムニチャネル戦略に活用するショップも出てきています。さらにスマレジは、免税販売にも唯一対応しています。外国人旅行者のパスポートに貼付する免税書類の自動作成などインバウンド消費を期待する店舗には必須の機能です。
一方ユビレジの在庫管理機能では、日々の在庫変動から在庫切れを自動的に知らせてくれる機能があり、在庫切れの心配がありません。また、楽天ポイントカードと連携しているため、楽天ポイントでの決済や付与ができるのも特徴です。
UI/UXの比較
ユビレジやスマレジは、複雑な販売ができない一方でシンプルなUIが特徴です。デジタル機器に不慣れな方の多い飲食業では活躍しそうです。
なお、売上登録のリアルタイム性では、どのレジもiPadで売上登録をした瞬間に管理画面に反映され、クラウドを利用したPOSならではの利便性を兼ね備えています。また、スマレジとユビレジでは、ネット未接続時にも問題なく使えるように設計されていました。