メルマガはこちらから

PAGE
TOP

「モテる男のために、サービスが生まれる。(中略)世の中をよくするためにコードは書かないといけない」

連載
ASCII STARTUP週末かわら版

編集部でのこぼれ話を中心に、この先のスタートアップ関連の動きをおさらい! 記事にする必要のない余計な情報、ウラ話を中心にゆる~くお届けします。

北島:2月29日に告知始めましたが、3月28日月曜日、いよいよIoTとハードウェアのイベントをアスキーが実施します!

■関連記事

鈴木:おおおおおおー、いよいよですね。アスキースタートアップ初のカンファレンススタイルのイベントです。

北島:おかげさまでセミナーはすでにほぼ満員御礼! ソラコム、さくらインターネット、Cerevoのセッションとめっちゃ豪華なので、ぜひ下記の案内をご参照ください。参加は全て無料です!

IoT&H/W BIZ DAY by ASCII STARTUP

北島:なお、満席でも当日セミナーが見たい! という方のために、展示ブース会場の一角でもセミナーの映像と音声を共有できるようにする予定です。まだ入場チケットはありますので、来れる方はぜひお申し込みを。

鈴木:展示ブース周りは、まだ話せませんが、日本で初お披露目になる製品も登場予定です。いくつかあるのですが、世界でも注目されている製品が登場する予定ですよ。あとはタイトルにも入っておりますが、”BIZ”に注目してもらいたいですね。IoT、ハードウェアってバズワードですが、そこはビジネスとして、どう展開するのか、どう儲けるのかまで考えたイベントです。そしてタイトルと言えば、最後にも……。

盛田:アスキースタートアップって書いてある! 普通!! 普通だ!!

北島:はい。このイベントのあと、4月から名前が変わります!!!

盛田:大江戸とは何だったんですかね・・・(遠い目)

北島:たぶん、……ノリでしょうね。ある意味でアスキーらしい。

鈴木:わたくし、いつも人に会うたびに、大江戸とガチってなんですかと聞かれることが多いので、これで説明することがひとつ減った。。。

北島:もう「大江戸」の説明をしなくなるのも寂しいですね。ちなみに、いろんな人から「ガチ」って何かは自分も聞かれます。

盛田:イベントの目玉は?

北島:豪華セッションはもちろんですが、モノの展示をやっちゃいます。IoT&ハードウェアのスタートアップの祭典として、最新スタートアップの展示物が実際まとまって体験できて、さらにはビジネス的な出会いになればいいかなと。B2C、B2Bの区分けもなし。ご出展いただく各社様に感謝でいっぱいです。

鈴木:アスキーらしく、新しいガジェット系ハードウェアスタートアップのあとおしをガンガンしていきますよ。ブース展示の出展企業はまだもう少し募集中ですので、ぜひご応募お待ちしております!

北島:無料イベントなので、お申し込みはお早めにどうぞ。

Instagramを使ったサービスがすごくなってきた

北島:本日鈴木さんは福岡でしょうか? 現地の様子で何かあればお届けをよろしくです。

鈴木:はいー。焼酎の会社『白岳しろ』がスポンサーに入っているため、朝からお酒がブースで配れられるという、B Dash Campの取材で福岡に来ております。注目はインスタグラマーGENKINGさんが語った、インスタグラムに関するセッションでしょうか。さっそくTechCrunchの記事がバズってますが。

盛田:最初っから他社やんけ! どんなんですかそれ。

北島:GoogleのSEOが「リアルじゃない」ってやつですね。って他社だね~。現地で聞いてて、やっぱり面白かったんでしょうか?

鈴木:はい、インスタグラムで検索して、蓄積された情報から知りたいことを得ていると、Twitterで行なわれていたことがインスタでも、という話が面白かったですね。ちゃんと鈴木も記事に書きましたから、月曜日をお待ちください。

北島:期待してます。

盛田:出展社はどんなかんじ?前回の京都はアジア企業が多かった感じだったけど。

鈴木:今回は、特に目立ったのがKUFUもそうですが、バックオフィスを効率化するもの。営業のビジネスクラウドと仕事で使えるサービスが目立ちましたね。ただ、ピッチに登場した『nine』のプレゼンが衝撃的過ぎて……。

盛田:なにそれ。あだち充?(古い)

鈴木:企業名はLipです。顔写真一枚で判断する出会い系『Tinder』があるじゃないですか、あれのインスタからひっぱってっくる版で、書き込みから9枚の自分の個性を表わす写真をピックアップするというものです。つまり、人を顔だけで選ぶな、オレの個性も見てくれというものです。

盛田:なんじゃそりゃすげえ。猫の写真ばっかりになりそうだけど。

鈴木:猫写真。女性に引きがあると!

北島:それにしてもインスタ大流行りですね。どんどんSNSも手を変え品を変えて進化しているということでいいのかな。ASCII読者は追いつけているのかなこの流れ。

鈴木:Fbまではと、インスタはどうかなー? ちなみにスタートアップらしく、課題解決型のサービスなんです。Tinderで世の中の出会いは、モテる男に寡占されてしまった。その状況が許せないとのこと。

北島:そんなことになってんの? Tinderの中にも格差社会が……。

盛田:非リアの逆恨み、嫌いじゃないですよ。(ニッコリ)

鈴木:代表の松村有祐さんは高専出身。テクノロジーを愛している。「モテる男のために、サービスが生まれる。こういうソフトウェアをつくるのが許せない。世の中をよくするためにコードは書かないといけない」は、ピッチで聞いた中でも、歴史に残る名言。

盛田:広めていきたい。

北島:「世の中をよくする」ってピッチでよく聞く文言だけど、またすごいね。長いけど。

鈴木:ちなみにnineはさくらインターネット賞に輝き、田中社長が「ピッチを聞いていて、いちばん魂の叫びが出ていた。高専生は恋愛でひねる傾向がある」と講評していたのが、なるほどと納得。

サービスで儲けるIoTはつくっていけるのか

鈴木:あとはさくらの田中さんが出た、IoTのセッション。

盛田:むずかしそう。(小並感)

北島:IoT、まだまだ外せない話題のようで安心。聞き手によって話す内容も変わるだろうけど。

鈴木:田中社長の締めの言葉で、「IoTの本質はサービスにある。ハードウェアの文脈で考えない。サービスで儲けるになっていかないとダメ」というのは重い言葉。ここはしっかり、我々のイベントでも意識していきたい。

盛田:というか今までの家電メーカーがソシャゲみたいに課金型のモデルやってきたIT企業からノウハウ吸収するような流れができてくれないとダメよねほんと。結局のところサービスで成功したのキャリアとOTTだけだから、メーカーがそこ組み込めないとたんなる部品供給屋になっちゃう。まあそれでもいいっちゃいいのかもしんないけど。

北島:クルマでいえば、アクセラレータプログラムやってたガリバーなんかはまさにそのつもりでやってるようなお話聞いたけど、家電業界とかどうなんでしょうね。

鈴木:そこはIoTは縦組みで考えず、あらゆる業界に横ぐしでIoTが入って、便利にしていく、そのデータ利用のビジネスをしないととも。そして難しいところが、それでもIoTはハードウェアにこだわらないとダメ、良いものをつくらないとというところ。ハードウェアベンチャーの難しさがわかります。

盛田:メーカー・自治体・行政・IT企業、関係各位がおんなじ方を見て、おんなじ汗をかいて発展をめざしてくれるといいなーと思います。楽しい未来をつくってほしいもんですね。

北島:そのあたりはぜひ3月28日の現場で、来場者のみなさんでもお話になるとアスキーとしてはうれしいです。ハードウェアはやっぱり現物でないとね。

光硬化型樹脂を使って、簡易溶接ができるキット

北島:イベントと福岡話だけですでにけっこうおなかいっぱいな感じですね。シリコンバレーの自動運転のユースケース話とか、いろいろ仕入れているけど、これは来週で。そのほか、今回でないといけないお話ありますか?

盛田:そういえばクラウドファンディング「Makuake」の矢内さんからいろいろ見せてもらっていて、「BONDIC」という製品があったのです。もう出資締め切っちゃって申し訳ないんだけど。

BONDIC

北島:お、気になる。てか500万集まってる。すごい!

鈴木:歯医者さんが開発、というキャッチもいいですね。でも、我々のお口の中で使われているものではないんですよね。アイデア、技術、素材?

盛田:光硬化型樹脂を使って、簡易溶接ができるキットなのね。ペンで液状樹脂を塗ったあとに、逆側についてるライトから紫外線を当てると硬化する。コンセプトはすんげーおもしろくて、海外のアマゾンで2000件近いレビューがついてる注目製品だったりするんだけど。

北島:DIY的な感じでいいのかな?

盛田:ただ使い道がわりと謎で、レビューがむずかしい。日本版の商品説明ではiPhoneの充電ケーブル補修に使ってて、たしかに絶縁だから使えるのかなあと思う一方、むこうのアマゾンでは「iPhoneケーブル補修したけどちょっとしたらプラスチック割れたぞぷんぷん丸」みたいな書き込みがあって、こりゃちょっと時間かけてレビューしないといかんなと思った次第です。インテリアとか水道とかの修理業者が使ってるってのはわかるんですけど。

鈴木:ちゃんと必要な人たちが投資しているのか気になる……。

北島:2000人もケーブル直したい人がいるってすごいですね日本。

盛田:まあそれがあったからクラウドファンディングで国内の反応見たってのもあるのかもしれないんですけど。写真のみなさんには渋谷modiでお会いしましたね。(前々回参照)

北島:社長(なのかな?)のメガネが気になります。

盛田:メガネが壊れたときもつるを接げるって言ってた。

北島:まさかの用途。ハンダとかは面倒だけど、紫外線照射なら簡単にできそう、というのがウケている理由なのかな。

盛田:ほかにもいろいろ注目製品あるので今後も紹介していきますよ。こちらからは以上です。

北島:ありがとうございます。今日はもう満腹です。

来週はいよいよSXSW開催

北島:では最後に来週の予定を。

鈴木:来週は個別取材が多く、イベント参加などはありません。あと、まだ決まってませんが肉塊食べてくるかも。会食ではなく、食系サービスベンチャーさんの取材ですよ、仕事!

北島:肉! 自分は日本酒スタートアップのイベントお話いただいたけど、参加できなかったんだよね。

盛田:来週もひきつづきインナーお仕事。再来週はバーゼルワールドという腕時計と宝飾品の展示会がスイスであり、そこにVELDTさんというスマートウォッチメーカーが出展してるので見てこようと思います。

鈴木:海外と言えば、来週はSXSW2016もありますね。来年は取材行きましょう。

盛田:SXSW、今年はVRとドローンでやばいって話よね。めちゃ見たい。というかMWC(モバイルワールドコングレス。モバイルコンピュータの展示会)とかよりSXSWのが注目度高い気もする。

北島:実際去年出ていた米国スタートアップは注目どころばかりだったのよね。Acornsも受賞していたし。VRのやばいところ、期待したいですね。

鈴木:VRとドローンより、今年はオバマ大統領がくるのでやばいと!(警備が)

盛田:なるほど……トランプさん来ないかなー。あの人絶対に関西人だと思う。(関係ない)

●今週の一言
盛田:話題のハンバーガー屋、カールスジュニアに行ってきました。最高。V8。
鈴木:福岡の夜は楽しめませんでしたが、食は主催者が用意してくださったご飯最高でした。
北島:週アス電子版の仮想報道で宇宙熱が再燃。

左から北島幹雄、盛田諒、ガチ鈴木

合わせて読みたい編集者オススメ記事

バックナンバー