Apple Payの挙動は店によって異なるか?
明けて翌日、昨日とはうってかわって青空ののぞく比較的暖かいなかを歩いて沼津駅から沼津港まで向かった。片道2.3キロなので、ゆっくり歩いて30分強といったところだ。沼津港や新鮮館も、人気のほとんどなかった前日とは異なり、多くの客で賑わっている。やはり朝市は朝に来ないとダメなのだろう。
昨日の続きということで、Apple Payを新鮮館内外の5店舗ほどで軽く試してみることにした。複数箇所で試すうえで重要なのは「店ごとの挙動に差異はないか?」、「店員の教育度合いは?」を知るためだ。わかったことのひとつは、どの店舗も「NFC PAY」の存在を知らず、こちらが試してみるよう促すまで、こうした決済方法が可能だということを認識できなかったことだ。それを除けば挙動は基本的にどこも一緒で、海外でたまにみられるように「同じ系列なのに使える店舗と使えない店舗が存在する」(参考記事)といったこともなかった。
現在、Apple PayのようなNFC決済可能なカードやスマホは日本国内にほとんど存在していないため、仮にこのサービスを利用するとなると海外からの訪日観光客が中心となる。当日は沼津港で外国人客も何組か見かけたが、それでも利用されたケースが“ゼロ”というのは「NFC決済が可能」という情報に気付いていないのか、あるいはそれ以前に「そもそもNFC決済可能なカードやスマートフォンを持っていない」のか、今後のインバウンド需要を考えるうえで改めて考察してみたい。