モバイルでもデュアルディスプレー 大画面でIPSな15.6型USBディスプレー
2015年12月01日 12時00分更新
複数モニター環境は作業の効率化に直結する。1度でも複数モニター環境を経験したことがあれば、それを強く体感したことがあるだろう。
複数モニター環境は、オフィス/自宅だけの話ではない。スマホをセカンダリーモニターにするアプリもあって、出先でも複数モニター環境は現実的なものとして運用可能な状況だ。
ただ、スマホやタブレットをセカンダリーとした場合、問題としてディスプレーサイズの小ささがネックに思うシーンはどうしても存在する。その点を解決できるのが、USBディスプレーだ。
今回は、現在USBディスプレーとしては一番の売れ筋となっている、ASUS「MB169B+」(実売価格 3万2000円前後)をチェックしていこう。
USBケーブル1本で2画面環境を構築
持ち運びもできるケース付き!
ASUS MB169B+は、15.6型(1920×1080ドット)のモバイルディスプレーだ。USB接続で駆動時、また映像情報もUSB 3.0経由で伝送されるため、PCとASUS MB169B+を接続する際に必要なものは付属のUSBケーブル1本で済む。
サイズは幅379×奥行き8.5×高さ236mm、重量約800gで、ノートPCでセットで運搬する分にも都合のいい重量になっている。
対応するOSは、Windows 7以降、Mac OS X 10.8.3以降となっているほか、要求スペックはCore 2 Duo 1.4GHz以上、メモリー1GBと2015年時点においては大半のPCがその条件を満たしているほか、数世代前のPCであってもOKなものだ。
ディスプレーとしての性能を見ると、パネルはIPSを採用しており、視野角は水平160度、垂直160度とオフィスやアウトドアだけでなく、打ち合わせなどでの用途にも向く。
最大輝度は200cd/m2、コントラスト比700:1と、このあたりは通常のディスプレーよりも劣る形だが、ウェブサイトやオフィスファイルなどを展開する分では不満を感じる人はいないほど、ちゃんと色が出ている。
もうひとつ、気になる部分としては応答速度。カタログスペックでは14msとあり、操作時には露骨な遅延を体感することになる。
そのため、頻繁に操作するアプリを表示させておくというよりは、遅延を気にせずに済むような内容のものを表示させておくと割り切る必要がある。
また付属品として専用キャリングケースがある。このケースは可変式構造になっており、スタンドとしても活用できるため、たとえば、出先でセカンダリーとして運用したい場合も別途スタンドを用意する必要がない。
(次ページに続く、「遅延の関係上、あくまでセカンダリーモニター用途がおすすめ」)
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