『Steam(スチーム)』では、コミュニティマーケット(以下マーケット)を介してゲーム内アイテムやカード、壁紙などをユーザー同士で売買できます。
バッジを作るためのカードはマーケットを利用しないと揃えるのが難しいため、レベルを上げたいならマーケットの利用は必須です。
【関連記事】ASCII.jp:初心者のためのSteam入門 トレーディングカードを集めてバッジを作ろう!|今すぐ始める!Steamの遊び方
また、Valve社のゲーム『Counter-Strike: Global Offensive』や『Team Fortress 2』は、マーケットの利用をゲーム内システムに取り込んでいます。同様のゲームが今後もリリースされると予想できるため、マーケットの使い方を覚えておいて損はありません。
コミュニティマーケットとは?
マーケットは、ユーザーのインベントリ内の不要なアイテムを売り買いできる場所です。“コミュニティ”→“マーケット”からページにアクセスできます。
販売できるアイテムはゲーム内で手に入れたものやTF2やDota2ストアなどValve運営ゲームのストアから購入したもの、そのほか参加している各ゲームデベロッパーのゲーム内アイテムに限ります。
マーケットへの参加資格は30日前から1年以内までにゲームを購入したことがあり、Steamガードが15日間有効であることの2点です。とりあえず1年以内にゲームを購入したことがあり、“Steam”→“設定”から確認できる「セキュリティステータス」が以下のようになっていれば利用できます。
ウォレットにクレジットを追加しよう
なお、マーケットに参加するにはウォレットへのクレジット追加が必要です(購入の方のみ。販売はウォレットなしでも可能)。
クレジットの追加方法は以下の記事を参考にどうぞ。
【関連記事】ASCII.jp:初心者のためのSteam入門 クレジットカードがなくても『Steamウォレット』で買える!|今すぐ始める!Steamの遊び方
購入するアイテムにもよりますが、カード目当てであれば最低額の500円でも十分です。ゲーム内アイテムを購入する場合は、数千円は追加しておいた方が良いでしょう。
マーケットでアイテムを買う
クレジットの追加がすんだら、早速マーケットでアイテムを購入してみましょう。
「マーケットアクティビティ」に、いまみんなが多く売買しているアイテムがリアルタイムで掲載されています。冒頭で紹介した『Counter-Strike: Global Offensive』や『Team Fortress 2』をプレイしている人は、ここを見るだけで事足りると思われます。
最新の人気アイテムがリアルタイムで表示
そのほか、新しく出品されたアイテムが見られる「新規」、最近売れたアイテムが分かる「最近売れたアイテム」なども便利です。ゲームごとにアイテムを探したい場合は、ページ右側の「ゲームで検索」の欄からゲームを選ぶようにしましょう。
そのほか、新しく出品されたアイテムが見られる「新規」、最近売れたアイテムが分かる「最近売れたアイテム」なども便利です。ゲームごとにアイテムを探したい場合は、ページ右側の「ゲームで検索」の欄からゲームを選ぶようにしましょう。
もしも目当てのアイテムがある場合は、名前を入力すると一発で探せます。
カードの購入はバッジから
カードが欲しい場合は“プレイヤーネーム”→“バッジ”から、欲しいカードの「マーケットを検索」をクリックしましょう。そのカードのマーケットページに飛んで、現在の最安値を検索&購入できます。
値段を見て「買っても良い」と判断できれば、そのまま「購入する」→「注文」とクリックすれば現在の最安値で購入できます。
買い注文を出して出品を待つ
実際に今の値段が安いかどうかは、「平均販売価格」からチェックしましょう。最近の販売傾向から見てもしも「高い」と思う場合は、買い注文だけ出してその価格で売ってくれる人を待つこともできます。
平均販売価格の推移を見て、過去に希望する価格で取引が成立しているようであればその値段で買える可能性があります。もちろん、買えない場合もあります。そこは売り主やライバルとの駆け引きです。
いずれにせよ、購入時にウォレットの残高がないと買えないのでその点には注意してください。
カードはセール時を狙え!
ちなみにカードの価格はセール時に下がりますので、このときに揃えるのがオススメです。とくにセール限定カードであれば、序盤は高く、中盤で下がり、終盤は少し値上がるのが一般的な流れです。
マーケットでアイテムを売る
次は、マーケットで不要なアイテムを売ってみましょう。どういったアイテムを売るかは自由ですが、基本的に重複した(ダブった)アイテム、使わないアイテム、高価なアイテムが選択肢にあがります。
「アイテムの販売」をクリックするとインベントリが開くので、ここから手持ちのアイテムから売れるものをチェックできます。
気を付けて欲しいのは、希望の受取額を入力するとそこに手数料が上乗せされ、購入者の支払金額が増えることです。
じつは、マーケットの取引には「Steam 取引手数料」が設定されており、販売金額の5%を手数料として支払わなければいけません。また、『Team Fortress 2』や『Dota 2』はさらに別の手数料が設定されており、さらに10%が上乗せされます。
つまり、『Team Fortress 2』や『Dota 2』では合計15%が手数料として差し引かれます。そのため、受取額と購入者支払額に差がでるようになっています。アイテムを売るときは、この手数料を考えながら値段をつけるようにしましょう。
フレンドのあいだで人気のゲームを探そう
そのほかマーケットでの取引が200回以上になると、米国国税庁が定める内国歳入法に基いて氏名、住所、社会保障番号などの提供が求められます。
もちろんこれは米国市民に限っての話です。この記事を読んでいるほとんどの人は日本人でしょうから、「米国市民ではありません」という申請をすればOKです(200回以上取引したさいに表示されるフォームから名前や住所の提出が必要です)。
ちなみに、筆者のフレンドのなかには「マーケットの売上だけで新しいゲームを買った」と豪語する人もいます。事実かどうかは確認していませんが、マーケットの売上推移を見るに、たしかにトレーダーであれば1銭も使わずにウォレットの残高を増やすことも可能です。たぶん、バイトした方が早いとは思いますが……。
コミュニティマーケットのご利用は計画的に。
■著者:篠原修司
・Steamのプロフィールページ:Steam コミュニティ :: KiDD
・Twitter:@digimaga
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