「4K」がなにかとキーワードになっているご時世だが、PCシーンの大半ではまだフルHDのパネルが基本であることが多い。
もちろん、プライマリーとしての4Kパネルはとてもアリだが、価格と設置場所の問題から、いまだフルHDのパネルが主流であるといったに認識である人が多いだろう。
またセカンダリーとして考えた場合、フルHDパネルはなにかと重宝するほか、ノートPCから出力するのもそうだし、デスクトップでの2画面体制は作業の効率化に直結する。
アイ・オーデータ機器「LCD-MF244XB」(直売価格 2万4624円)は、価格と性能でちょうどいい存在のもので、今回はLCD-MF244XBをチェックしたいと思う。なお、本製品とほぼ同仕様(保証期間の違い)でアマゾンで販売されている「DIOS-MF241XB」(1万6980円)はかなり売れているモデルだ。
シンプルでクセがないフルHDディスプレー
ディスプレーとは、目にするものなので派手な追加機能があると、そこでだいぶ個人差の影響が出てしまうが、LCD-MF244XBの場合は、スタンダードに徹しており、クセのある機能はないといえる。
後述するが、人によってアリかナシかと感じるのは「ブルーライト低減機能」くらいだろう。
サイズは上記しているように、23.6型。いま現在では標準的なサイズに属している。パネル仕様はTFT、アンチグレア。
TFTと聞くと、発色の悪さをイメージしてしまうかもしれないが、いまではいい発色になっているほか、視野角についても上下160度、左右170度とIPSパネルに近いものとなっている。
少し細かいスペックを見ると、最大輝度は300cd/㎡、コントラス比1000:1。このあたりも標準的なラインを満たしているため、価格からするとかなりお手頃だ。なお定番機能になりつつある、フリッカーレス仕様でもある。
スイベルには非対応というか、スタンドを物理的に動かすことで対応しているが、チルト角は上方向20度、下方向5度。これも最小限をしっかりと押さえているため、設置に当たっての苦労は少ないと思われる。
インターフェースは、HDMI×1、DVI-D、VGAの3系統に加えて、ヘッドフォン端子とAUDIO INを備えている。
またスピーカーも搭載しているが、1W×2で、とりあえず付いていますレベルのものだ。この点はAV環境があるのであれば、そちらを優先したほうがいいだろう。
(次ページに続く、「目が疲れない!? 「ブルーリダクション」機能とは?」)
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