このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

IFA 2015レポート 第9回

新製品3モデルがIFA会場ブースで発表

東芝の世界初12.5型4K液晶搭コンバーチブルノートを見た!

2015年09月04日 17時00分更新

文● 平澤寿康、編集●ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

12.5インチ4K液晶搭載の「Satellite Radius 12」

 東芝は、9月4日よりドイツ・ベルリンで開催されるIFA 2015に合わせ、コンバーチブル型やデタッチャブル型のノートPC新モデルを3製品を発表し、会場ブースで展示した。

12.5インチ4K液晶搭載のハイエンドモバイル
「Satellite Radius 12」

 Satellite Radius 12は、360度液晶開閉タイプのコンバーチブルノート新モデルだ。最大の特徴となるのが、世界初となる12.5インチ4K(3840×2160ドット)IPS液晶を採用している点。東芝は、13.3インチで2560×1440ドットの高精細液晶を搭載する「dynabook KIRA」シリーズを投入しているが、Satellite Radius 12ではそれよりもひとまわり小さなサイズで4K表示を実現。画素はほぼ肉眼で認識できないレベルで、4K動画も品質を損なうことなく表示できる。なお、フルHD(1920×1080ドット)表示対応液晶を搭載するモデルも用意されるとのこと。

4K表示対応の12.5インチ液晶搭載コンバーチブルノートは世界初

かなり接近して見ても、画素はほぼ認識できないほどに高精細

 この液晶パネルはAdobe RGB広色域表示に対応するとともに、ハリウッド映画の色彩技術などを手がけるTechnicolorの技術をベースに開発された「Chroma Tune」という色域調整アプリを搭載。sRGBやAdobe RGBなどの色空間に合わせた色域にワンタッチで変更できる。また、表示アプリに合わせて自動的に適切な色空間に変更する機能もあり、映像のプロでなくとも常に最適な発色で画像や映像を表示できるという。

液晶は、Adobe RGB広色域表示に対応し、優れた表示品質を備える。また、液晶表面には「Corning Gorilla Glass NBT」を採用

Technicolorの技術をベースとした「Chroma Tume」で色域調整が可能

利用するアプリに応じて、色域を自動的に変更する機能を備える

 携帯性も追求されており、本体サイズは幅299.5×奥行き209×高さ15.4mmと、かなりの薄型コンパクトとなっている。天板とボディーにはアルミニウムを採用し、堅牢性と優れたデザイン性も追求。重量も1.32kgと、モバイルPCとして納得できる軽さだ。

 基本性能は、CPUがCore i7-6500U、メインメモリーが8GB、内蔵ストレージが256GB/512GBの超高速SSD、802.11a/b/g/n/ac準拠無線LAN、Bluetooth 4.0など。外部端子は、USB 3.1 Gen2対応のUSB Type Cと、USB 3.0×2、HDMI、SDカードスロットなどを用意。液晶パネル上部には2個のHD ウェブカメラと1個の赤外線カメラを搭載し、Windows 10の生体認証機能「Windows Hello」をサポート。このカメラは、インテルの「RealSense」とは異なる技術を採用しているが、機能的にはほぼ同等とのこと。

 バッテリー駆動時間は、フルHD動画再生時でおよそ8時間、4K動画再生時でおよそ6時間。欧州では10月より販売が予定されており、価格は1449ユーロ(約19万円)から。

本体正面。高さは15.4mmとコンバーチブルノートとしては十分な薄さだ

左側面

右側面

背面

天板とボディーにはアルミニウムを採用。デザイン性にも優れる

USB 3.1 Gen2 Type-Cコネクタを搭載。最大10Gbpsの超高速転送に対応

液晶上部には、Windows Hello対応のHD Webカメラ2基と赤外線カメラを搭載

360度液晶回転型で、タブレットやスタンドモード、テントモードなど4種類の形状で利用可能

キーボードにはバックライトも搭載し、暗い場所でも快適なタイピングが可能

(次ページでは、「エントリー向けコンバーチブルノート「Satellite Radios 14」」)

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン