「Celeron N3150」の計測環境
「Celeron N3150」を搭載するMini-ITXマザーボードのASRock「N3150-ITX」を使って、いろいろ試してみた。
各種パーツは猪狩氏チョイスの構成と違ってしまっているが、CPU(SoC)やメモリー容量は同じなので、大きく性能が変わることはないだろう。テストに使用した各種パーツは以下の通りだ。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | Intel「Celeron N3150」(定格1.6GHz/TB時2.08GHz) |
マザーボード | ASRock「N3150-ITX」(Mini-ITX) |
メモリー | PC12800 DDR3L-SODIMM 4GB×2枚 |
ビデオカード | CPUオンボード(Intel HD Graphics) |
SSD | SanDisk「SSD UltraII 240GB(SDSSDHII-240G-J25)」 |
電源ユニット | Seasonic「SS-750KM」(750W/80PLUS GOLD) |
OS | Windows 10 Professional 64bit |
十分な処理能力を発揮した
Braswell版Celeron N3150
Windows 10を新規インストールして、各種テストを実行してみた。まずは定番ベンチマークの「CINEBENCH R15」、「3DMark」(Ice Storm、Ice Storm Unlimited)、「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」を実行だ。
CPU性能を計測する「CINEBENCH R15」の実行結果はマルチコア「129cb」、シングルコア「35cb」で、タブレットPCの「Surface 3」(Windows 8.1)が搭載している「Atom x7-Z8700」(4コア/4スレッド、定格1.6GHz、最大2.4GHz)と、ほぼ同じスコアーになっていた(「Atom x7-Z8700」の性能はこちら)。Windows 10の操作感は多少モッタリすることもあったが、普通に使えるレベルに感じた。
続いては3D関連を実行してみたが、最新の3Dゲームを遊べるレベルではないが、SoCとしては優秀といえる処理能力だろう。とくに「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の解像度1280×720ドットの「DirectX 9」モード、「標準品質(ノートPC)」で、評価が「普通」になったのは、うれしいところ。
静かでパフォーマンスに不満なしの
Braswell自作はかなりオススメ
ベンチマークだけでなく、BD映画や最強HDDレコーダーなソニー「nasne」で録画した番組の再生をしたり、「Chrome リモート デスクトップ」を使って、iPhone 6から「艦隊これくしょん-艦これ-」をプレイ(4G LTE)したりしたが、いずれもサクサクと動作した。
Braswell版Celeron N3150搭載マシンは、Officeワーク、ブラウザゲームのリモートプレイ、ネットワークオーディオ、iTunesサーバーなど、負荷の軽いさまざまな用途に不満なく使える。その上、極静音、低コストなのは、多くの人に魅力的に映るのではないだろうか。
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