日本マイクロソフトは7月29日、同社の最新OS「Windows 10」のリリースを記念したファンイベントを東京都・恵比寿で開催した。
全世界13都市で開催されるファンイベントだが、時差の関係上、オーストラリア・シドニーに続く世界で2番目に早い開催となる。これまでWindows Insider Programに参加してきたWindowsユーザーが多数招待されており、会場にはWindows 10を搭載したデバイスやXbox Oneを実際に体験できるコーナーが設置されていた。
ステージイベントでは、7月に日本マイクロソフトの代表執行役社長に就任したばかりの平野拓也氏が登場。「社長に就任して早々、Windows 10をローンチできるのはたいへん光栄で、楽しみにしている。提供にあたり、昨年10月から開発者、ユーザーなど500万人の方々に『Windows Insider Program』に参加していただき、300万件以上のフィードバックをいただいた。Windows 10はマイクロソフトの『変革』の象徴。今後は『windows as a service』として、様々な機能やセキュリティー機能がお客様に届いていく。人々や組織が、より多くのことを達成できるようにするのがマイクロソフトの大きなミッション。今回のローンチ、無料アップグレードを通じて、より多くの方に多くのことを達成していただけるように進めていきたい」とコメントした。
その後、ステージではマイクロソフト社員を交えてのWindows 10の機能に関するパネルディスカッションも実施。Windows 10に搭載される主な機能が紹介されたほか、新ブラウザー「Microsoft Edge」のドルビーオーディオサポート、「Cortana」との会話などのデモを実施。あらたにサポートされたDirectX 12のデモでは、GeForce GTX Titan Xの4way SLI搭載PCを使用したスクウェア・エニックスの技術デモ「WITCH CHAPTER 0 [cry]」が上映され、美麗なグラフィックスとリアルタイムレンダリング技術を見ることができた。
また、リリースを記念した「10カウントアップ」も実施。映像に合わせてカウントを取るセレモニーには平野氏も参加し、会場が一体となって盛り上がった。