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本当に高音質!? 最新スマホでハイレゾ音源を楽しむ! 第2回

“最強ARROWS”は音質もスゴイ!? AQUOS ZETA、GALAXY S5と比較!!

2014年11月18日 12時00分更新

文● 海上 忍

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 NTTドコモの冬春モデルでは、前回紹介した「GALAXY Note Edge SC-01G」と「Xperia Z3 SO-01G」以外にもハイレゾ対応スマートフォンがラインナップされている。

 GALAXY Note EdgeやXperia Z3とは異なり、CD水準の音をハイレゾ化するアップスケーリング機能は用意されていないが、ただヘッドホン/イヤホンを差すだけでハイレゾ音源を再生できる手軽さは従来のAndroid端末になかったもの。

 ここでは、「AQUOS ZETA SH-01G」「ARROWS NX F-02G」「GALAXY S5 Active SC-02G」の3機種について音質の傾向をチェックしていこう。

「DTS」のサウンドテクノロジーを採用する
「AQUOS ZETA SH-01G」

「AQUOS ZETA SH-01G」

5.5型のIGZOディスプレーを採用する「AQUOS ZETA SH-01G」

 シャープ製のフラッグシップモデル「AQUOS ZETA SH-01G」は、5.5型IGZOディスプレーや3辺狭額縁技術「EDGEST」、有効約1310万画素CMOSセンサー採用のメインカメラ、4K(Ultra HD)のビデオ撮影などハイスペックがウリ。

 SoCには2.3GHzクアッドコアの「Snapdragon 801 MSM8974AB」を採用し、キビキビとした操作感を実現している。

 ハイレゾ再生は、標準装備のアプリ「ミュージック」で対応。内蔵ステレオミニジャックにヘッドホン/イヤホンを差すだけで利用できる。

 96kHz/24bit、192kHz/24bitのWAV/FLACフォーマットを再生できるが、DSDの再生には対応しない。

ハイレゾ音源を再生すると、画面上部に黄色の帯で「High-Resolution Audio」と表示される

ハイレゾ音源を再生すると、画面上部に黄色の帯で「High-Resolution Audio」と表示される

「DTS Sound」の機能を利用できるのはCD水準の音源に限られ、ハイレゾ音源では利用できない

「DTS Sound」の機能を利用できるのはCD水準の音源に限られ、ハイレゾ音源では利用できない

 音質関連の機能としては、シャープ製端末で継続採用されている「DTS Sound」を搭載。ただし補正対象はCD水準の音源のみで、ハイレゾ再生は除外される。

 現時点でAOA 2.0には対応していないようで、USB DACなど外部機器を利用したオーディオ再生はできない。

定位の鋭さがすばらしい!

 その音質だが、傾向としてはフラットで目立った味付けは感じられないが、高域方向へのヌケのよさと高い精細感、楽器の輪郭のリアルさなど細やかなハイレゾらしい音を楽しめる。

 Steely Danの「Two Against Nature」(FLAC、96kHz/24bit)では、ホーンセクションのきらめき感もさることながら、定位の鋭さに目を見張った。

 スネアも輪郭にブレは感じられず、バシッと制動よく収束する。手軽だが、ハイレゾ再生機として十分なポテンシャルを備えたスマートフォンといえる。

(次ページに続く、「ARROWS NX F-02Gでハイレゾ音源を試聴!」)

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