タフネス使用で水辺でもハイレゾ音楽を楽しめる
「GALAXY S5 Active SC-02G」
いかついバンパーが特徴的な「GALAXY S5 Active SC-02G」は、サムソン電子製端末としては珍しいタフネスモデル。
数々のチェック項目がある米国防総省のMIL仕様準拠のテストをクリアし、IPX5/7・IP6X対応の防水防塵性能と、1.5メートルの高さから26方向で合板に落下させてもビクともしない耐衝撃性を持つ。
とはいえ、SoCには2.5GHzクアッドコアの「Snapdragon 801 MSM8974AC」を採用し、ハイレゾ再生にも対応するなど、GALAXY S5と同等のスペックを備えている。
同じサムソン電子製のGALAXY Note Edge SC-01Gと比較すると、高音質化機能には差がある。JVCケンウッドの高音質化技術「K2HDプロセッシング」は、GALAXY S5 Active SC-02Gには搭載されていないのだ。
オーディオエフェクト機能(AUDYSSEY DYNAMIC EQ)やAdapt Soundには対応するが、圧縮音源をハイレゾライクに楽しみたい向きには悩みどころといえる。
音はGALAXY Note Edgeと同様で
全体的にフラットな傾向
ハイレゾ再生は、標準装備のアプリ「ミュージック」で対応。対応フォーマット(96kHz/24bit、192kHz/24bitのWAVとFLAC)を再生すれば、画面上部に「UHQ 24ビット 96kHz」などとフォーマット情報を表示してくれる。なお、DSDの再生には対応しない。
その音質だが、フラットな音の傾向を含め全体の印象はGALAXY Note Edge SC-01Gと大きく変わらない。
中域から高域にかけてのヌケのよさに関心が向きがちとなるが、低域がボワつくこともなくスピード感のある音を楽しませてくれる。
市販のハイレゾ音源が豊富とはいえない現状、できればこちらにもアップスケール機能(K2HDプロセッシング)が欲しかったが、「ハイレゾ&タフ」というありそうでなかった特徴があるだけに、アウトドア好きの人なら選ぶ価値アリだろう。
次回はスマホ×ポタアンを検証!
ここまでで5機種のスマホのハイレゾ再生を試してきたが、さらに音を追求したい人はポータブルヘッドフォンアンプにつなぎたい、と思うだろ。
そこで、次回は最新のハイレゾ対応ポータブルヘッドフォンアンプと、ここまでで紹介した5機種のスマホを接続してみる。果たしてちゃんとハイレゾ再生できるのか?
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