大人に向けた、親切でこだわりのあるデザイン
大人世代向けの富士通「GRANNOTE」はみんなに使いやすい親切PCだった!-「LIFEBOOK AH90/P」レビュー (3/6)
2014年03月31日 13時30分更新
ハーフグレアのタッチディスプレーは色調整で見やすさも抜群
ディスプレーはタッチ対応のものが搭載されている。タッチ対応ディスプレーというと光沢のあるグレアタイプが普通だが「GRANNOTE」のディスプレーは少々違う。表面はツルツルではなくサラサラの状態で、かといってノングレアタイプという感じでもない。富士通は「ハーフグレアIPS液晶」としており、その名の通り半光沢という見た目だ。
反射がなくて見やすいのはもちろん、タッチで利用した時に指紋がベタベタとつくこともなく、扱いやすい。さらさらと指滑りがよいから、少々不慣れで強めにタッチしてしまう人でも指がうまく滑らないというようなことはない。
さらにディスプレー上部に埋め込まれたセンサーによって自動輝度調整が行われる上に、蛍光灯や電球といった周囲の光によって色を変化させる「インテリカラー」機能も搭載。ユーザーの年齢設定に合わせて年代に適した色調整を行って見やすくする「あわせるビュー」といった機能も相まって、非常に見やすいディスプレーだ。
高い機能を持ったマウスも付属
「GRANNOTE」にはマウスも付属する。据え置き利用を想定した大型のノートPCにマウスが付属すること自体はそれほどめずらしいことではないが、このマウスは「GRANNOTE」専用マウスとして特殊な機能を持っている。
マウスの外見はホイールつきの普通のマウスといった感じだが、まずサイドに「戻る」ボタンと「進む」ボタンがついている。ホイールは左右に倒して使えるタイプで、右に倒すとアプリ切り替え、左に倒すとチャーム表示、というWindows 8.1を使いやすくするための機能が搭載されている。
ホイールの手前にある四角いものは、押すとスタート画面が呼び出せるボタンになっているが、機能の状況を示すLEDでもある。ホイールボタンを1度クリックするとLEDがオレンジ色に点滅する。この時ホイールを回転させると画面の表示が拡大・縮小される。しばらくするとLEDは消えるのだが、その後ももう1度ホイールをクリックするまでは拡縮機能が有効だ。無効化するにはもう1度クリックする。無効化した状態では通常のスクロール用ホイールとなる。
「GRANNOTE」のターゲット層では細かな表示が見づらいというユーザーも多いだろうが、この機能を利用すれば必要な時だけ拡大表示できる。
(次ページ、「インターフェース周りも親切設計」に続く)