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5万円弱で「Office Home and Business」をバンドル

SIMロックフリーはやはり魅力! 8型Windowsタブ 「DELL Venue 8 Pro」 (1/2)

2014年02月12日 11時00分更新

文● 行正和義

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Windows8.1搭載でSIMロックフリー対応「DELL Venue 8 Pro」

 1月下旬より出荷が始まっている「DELL Venue 8 Pro」は、Windows 8.1を搭載してOfficeアプリとして「Office Home and Business」をバンドルしつつ、SIMロックフリーの3G通信に対応した最上位モデルでも5万円弱(4万9980円)というお買い得モデル。Office Personal付きでWi-Fi機の下位モデルならば、3万9980円だ。Androidタブレットに迫る価格でなおかつWindows機なのだから、やはりタブレットでもWindowsアプリを走らせたいと考える人にはかなり魅力的なモデルと言える。

 なお、ほぼ同程度のスペックを持つレノボ「Miix 2 8」や、東芝「dynabook Tab VT484」あたりが対抗機種だ。

背面部はやや柔らかめのラバー素材でDELLのロゴを中心とした同心円の溝がモールドされ、滑り止めとしてはかなり良好

 「Venue 8 Pro」のサイズは、約幅216×奥行130×高さ9mmで、重さは約395g。Nexus7(約幅114×奥行200×高さ8.65mm/約290g)のような7インチタブレットと比べると、大きく重く感じるのも確か。とはいえ、7インチタブレットと同様に、片手で持って、もう片手で画面操作をする使い方は十分できる。10インチクラスのタブレットが基本両手保持なのとは対照的で、9.7インチのiPadと7.9インチのiPad miniとの関係にかなり近いだろう。

 液晶の外枠となる部分は左右それぞれ1cm、上下2cm。細枠化により前面のほとんどが画面といったデザインが多いスマホ・タブレット・ノートパソコンのなかでは、「Venue 8 Pro」は液晶外枠がやや大きめな印象はある。しかし、スマホや7インチタブレットと違って、保持するほう手は親指を前面側にして持つことも多いだろうから、この程度の枠はあったほうがよさそうだ。

手が大きめの人ならばこうして持つこともできるが、手袋サイズがS~Mならば普通に親指を前面にして持つことになるだろう

 「Venue 8 Pro」のディスプレーは、1280×800ドット10点タッチIPS液晶。7インチで1920×1200ドットの液晶を持つ機種も珍しくないため、「Venue 8 Pro」はスペック的な見劣りを感じるかもしれない。だが、ウェブブラウズといった用途的にはさほど不満は感じない。Webサイトのデザインによっては縦または横が800ドットで物足りないこともあるが、大抵の場合は画面を90度回して縦長/横長を切り替えて表示すれば事足りるためだ。

 むしろ、高精細な液晶を搭載する機種では“必要以上に文字が細かく表示されてしまう”事があるが、そうはならないVenue 8 Pro」はウェブブラウズでもかなり快適。もちろんWindows 8やAndroidでは表示の拡大・縮小が容易になったため、“文字が小さい”のはさほど問題にはならないかもしれない。それでも、7インチ高精細液晶タブレット機などでは指でタップするのが難しくてスタイラスが欲しくことを考えれば、本機程度の画面サイズ/表示画素数が指だけで軽快に使える目安かもしれない。

縦位置であれば両手親指でソフトウェアキーボードを入力するのにちょうどいいサイズ


 

(次ページ、「「Venue 8 Pro」の大きな強みはSIMスロット」に続く)

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