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俺たちでも使える思想と技術を美人教官に学べっ!

メディア初公開! JAL客室乗務員が受講する心の教育

2014年02月02日 12時00分更新

文● 藤山 哲人

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狭い機内を忠実に再現した
CAの訓練施設

 CAの訓練には、乗務できるフライトやクラスに応じて3つある。1つめは国内線乗務に向けた「新人訓練」。次に国際線のビジネスとエコノミークラス乗務に向けた「国際線移行訓練」(国内線の乗務経験を1年以上が必要)、そしてファーストクラスの乗務に向けた「Fクラス訓練」(さらに1年以上の乗務経験が必要)だ。ちなみに、この上にもリード、チーフという昇格訓練がある。

JALのCA育成キャリア。努力することで上が目指せるという目標にもなっていい。編集者やプログラマーって、こういう目標ないもんネ

 ドラマのネタになるのは新人訓練がほとんどだが、今回の取材は国際線移行訓練の現場。訓練は座学にはじまり、さまざまな実践が多くあり、20日間にわたるカリキュラムが組まれているが、国際線の食事を提供する訓練風景を見学できた。

 訓練施設はビルの一角にあり、体育館の半分ほどのスペースにビジネスクラス28席×2ラインが用意されている。写真には写っていないが、右奥にはエコノミークラスの模擬キャビンもあった。

 シートやテレビ、ボタン類に機内エンターテインメントシステムは本物を模したモノではあるが、訓練の要となるシートピッチや通路、食事用の折りたたみテーブルなどは本物(仕様は若干違う)が使われている。

2013年12月に引っ越してきたばかりの真新しい訓練施設。普通の事務所に比べると柱の数が少なく、訓練施設にすることが前提だったと思われる

前方(写真左側)にギャレイ(厨房)、そして客席が28席並んでいるモックアップ。今回は12名の訓練生に対して3名の教官が指導に当たっていた。2つのモックアップで訓練していたので、訓練生は合わせて24名

バックヤードにはサービスで必要になるさまざまなアイテムが保管されていた。前回の機内食工場取材で見たものも!

ファーストクラスに近いプライベート空間とフルフラットシートを採用したSKY SUITE(スカイスイート)搭載のモックアップ

訓練生の手元が見えるようにパーティションを開けてあったが、実際には電動で開閉でき、落ち着いた空間で横になって寝られる。もちろんマットやブランケット、枕なども貸し出しOK

折りたたみテーブルは若干仕様が違うものの、実際に引き出し収納ができる

白い制服が訓練教官、あとの3人は訓練生で旅客役と乗務員役を交代でこなす

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