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地上スタッフからパイロットまでみな女性!

JALひなまつりフライトでさまざまな制服を楽しむ

2014年03月07日 17時00分更新

文● 藤山 哲人

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JALひなまつりフライト

 3月3日といえば、女の子を奉り慈しみ愛でる「ひなまつり」だ。羽田空港出発時に、いつもは男性スタッフが見送る日本航空(以下、JAL)も、その日は特別に女性スタッフがお見送り。なんだか「JAL制服図鑑」という本でも作れそうだ。

座っているのも女性のグランドハンドリング。コクピットには女性副操縦士もうっすら見える。出発5分前だったので、そろそろ管制塔と交信を始めつつ、計器類のチェックをしているころJALのパイロットは約2400名、そのうち約1300名が機長。女性パイロットは14名で、うち2名が機長だ。中央のパイロットを囲む客室乗務員も仲良さげに談笑

 そしてここ6年間の恒例行事として行なわれているのが、「JALひなまつりフライト」だ。2009年に始まったこのイベントは、搭乗客へのサプライズとして、社内の女性スタッフから出たアイディアで、地上スタッフから整備士、出発に携わるグランドハンドリング、そして機長と副機長のパイロットから客室乗務員まで、すべて女性で運航しようというものだ。

駐機場から女性スタッフが運転するトーイングカーに押されてR/W(ランウェイ)16に向かうJL1785(大分便)

 「なーんだ、ただ女性スタッフを集めただけじゃないか」と思ったキミは、甘いっ!

 通常の運航では、システムによって機長と副操縦士を自動的に割り振る。ドラマではしょっちゅう同じコンビの機長と副操縦士が運航していたりするが、JALには約2400名のパイロットが在籍していて、同じコンビになる確率は定年までに2度あるかどうからしい。つまりわざわざシステムを介さずに女性機長と副操縦士をアサインして、手作業で調整したということなのだ。

大分便が出発する10番ゲートでは、総勢約30名の女性スタッフが搭乗客をお迎えする
運航に携わっている一部のスタッフがゲート前に集合
機長はすでに出発準備で機内へ、他にも積み荷や出発準備に携わるスタッフが駐機場で作業している

 しかもすべてを女性スタッフでまかなうには、部門を越えた調整が必要になるばかりか、各業務はJALグループ企業の連携で行なわれるので、会社間の調整も必要になる。それはそれは、とてつもなく面倒でハードルの高いイベントなのだ。

 JALはこのイベントを、2009年の羽田-広島便に始まり、熊本、ソウル(韓国)、沖縄、そして昨年は高知便でも成功を収めた。そして2014年の今年は羽田-大分便を女性スタッフ自らが率先してイベントを開催した。

搭乗開始のアナウンスとともにイベントが始まる左から事務職、ケータリング(機内食)、グランド(空港事務)、グランドハンドリングのスタッフ
搭乗客に配られたのは、ひなあられと名刺大のグリーティングカード。スタッフが1枚1枚手書きしたものだ
「そこの少年! チヤホヤされていいなぁ~♪ おじさんと変わってくれ!」
記念写真を撮る人や、テレくさそうにカードを受け取るビジネスマンなど、老若男女みんな笑顔だ
作業着を着たポニーテールって、とてつもない破壊力を持っていると思ったよ! みんなにもそのパワーをおすそ分け♪

 旅客の中には、ひまなつりフライト目当てで搭乗する人もおり、開催日近くになると、どの便をひなまつりフライトにするのか? という問い合わせが増えるほどだという。

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