クリスマスに、お正月や新生活のスタートなど、なにかと自分へのご褒美、つまり買い物の理由付けに困らない季節が到来した。さらに冬のボーナスで、懐がちょっと温かな人も多いことだろう。そこで、年末年始に組みたい旬な自作PC構成例と秀逸な機能&ツール群を、5回にわたって紹介していこう。
無線LANと「Wi-Fi GO!」に対応する
ASUS製マザーボードのラインナップ
11ac無線LANは、LGA 1150とLGA 2011プラットフォームの多くのモデルに搭載されている。Micro ATXモデルがないのは残念だが、拡張スロットの少ないMini-ITXマザーボードにも搭載モデルがある点はうれしいところ。ゲーミングPCから省スペースPCまで、用途を選ばずワイヤレス接続できる自分好みのPCを組み立てることが可能になっている。
IEEE802.11acとWi-Fi GO! 対応モデル | |
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LGA 1150 | 対応無線LAN |
MAXIMUS VI EXTREME(Intel Z87 Express) | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
MAXIMUS VI FORMULA(Intel Z87 Express) | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
MAXIMUS VI IMPACT(Intel Z87 Express) | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
Z87-DELUXE/DUAL(Intel Z87 Express) | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
Z87-DELUXE(Intel Z87 Express) | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
LGA 2011 | 対応無線LAN |
RAMPAGE IV BLACK EDITION(Intel X79 Express) | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
X79-DELUXE(Intel X79 Express) | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
スマホやタブレットを活用する
便利な機能満載の「Wi-Fi GO!」
「Wi-Fi GO!」は、ASUSの総合ツール「AI Suite 3」に含まれており、無線LAN機能を搭載するマザーボードなら、「AI Suite 3」とともにインストールされるようになっており、スマホやタブレットを活用できる8つの機能が備わっている。これが、家庭内LANを無線化する際に強力な味方となる。
「Wi-Fi GO!」とは別のタブにわかれており、使用シーンも限られるが、PCをアクセスポイント化できる「Wi-Fi Engine」機能が備わっているのもポイント。
複数階や部屋で無線LANを使うときは、どうしても電波強度が弱い部屋が出てくるもの。そんなときは、無線LAN中継器を設置するのが常套手段だが、部屋に有線LANと「Wi-Fi GO!」対応のASUS製マザーボードを搭載した自作PCがあれば、中継器は不要になる。
PCが起動している間のみだが、ちょっと電波の入りにくい部屋でも快適なWi-Fi接続が行なえ、PCも使える一石二鳥の機能といえるだろう。
クラウドサービスをより便利に快適にする
「Cloud GO!」
まずは最大5GBまでのクラウドスペースが無料で使える「ASUS Webstorage」や定番の「Google Drive」、「Dropbox」へのアップロードや同期などをASUS総合ツールの「AI Suite 3」から行なえる「Cloud GO!」を活用しよう。
各サービスには専用ツールが用意されているので、不要と感じるかもしれないが、各種温度のモニタリングやファンコントロール機能などが備わっており、常に常駐させておきたい「AI Suite 3」に統合されているのは、思った以上に便利。アクセスしたいときに、サッと通知領域(デスクトップ画面)から呼び出してアップロードでき、複数のクラウドサービスとの併用も楽々行なえるのがいい。
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