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最新技術、最新パーツを活用する極上PC自作 第1回

11acで自作PCもスマホも家中Wi-Fi化! 「艦これ」がはかどる

2013年12月10日 12時00分更新

文● 藤田 忠

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 クリスマスに、お正月や新生活のスタートなど、なにかと自分へのご褒美、つまり買い物の理由付けに困らない季節が到来した。さらに冬のボーナスで、懐がちょっと温かな人も多いことだろう。そこで、年末年始に組みたい旬な自作PC構成例と秀逸な機能&ツール群を、5回にわたって紹介していこう。

無線LANと「Wi-Fi GO!」に対応する
ASUS製マザーボードのラインナップ

 11ac無線LANは、LGA 1150とLGA 2011プラットフォームの多くのモデルに搭載されている。Micro ATXモデルがないのは残念だが、拡張スロットの少ないMini-ITXマザーボードにも搭載モデルがある点はうれしいところ。ゲーミングPCから省スペースPCまで、用途を選ばずワイヤレス接続できる自分好みのPCを組み立てることが可能になっている。

IEEE802.11acとWi-Fi GO! 対応モデル
LGA 1150 対応無線LAN
MAXIMUS VI EXTREME(Intel Z87 Express) IEEE 802.11a/b/g/n/ac
MAXIMUS VI FORMULA(Intel Z87 Express) IEEE 802.11a/b/g/n/ac
MAXIMUS VI IMPACT(Intel Z87 Express) IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Z87-DELUXE/DUAL(Intel Z87 Express) IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Z87-DELUXE(Intel Z87 Express) IEEE 802.11a/b/g/n/ac
LGA 2011 対応無線LAN
RAMPAGE IV BLACK EDITION(Intel X79 Express) IEEE 802.11a/b/g/n/ac
X79-DELUXE(Intel X79 Express) IEEE 802.11a/b/g/n/ac

「Intel Z87 Express」を搭載する「Z87-DELUXE」(左)とゲーミング向けMini-ITXマザーボードの「MAXIMUS VI IMPACT」(右)。ともに11acに対応し、アンテナ2本で理論値最大867Mbpsの通信が可能だ

スマホやタブレットを活用する
便利な機能満載の「Wi-Fi GO!」

 「Wi-Fi GO!」は、ASUSの総合ツール「AI Suite 3」に含まれており、無線LAN機能を搭載するマザーボードなら、「AI Suite 3」とともにインストールされるようになっており、スマホやタブレットを活用できる8つの機能が備わっている。これが、家庭内LANを無線化する際に強力な味方となる。

ファントロールやオーバークロック機能などを備えるASUSの総合ツール「AI Suite 3」

 「Wi-Fi GO!」とは別のタブにわかれており、使用シーンも限られるが、PCをアクセスポイント化できる「Wi-Fi Engine」機能が備わっているのもポイント。

 複数階や部屋で無線LANを使うときは、どうしても電波強度が弱い部屋が出てくるもの。そんなときは、無線LAN中継器を設置するのが常套手段だが、部屋に有線LANと「Wi-Fi GO!」対応のASUS製マザーボードを搭載した自作PCがあれば、中継器は不要になる。

 PCが起動している間のみだが、ちょっと電波の入りにくい部屋でも快適なWi-Fi接続が行なえ、PCも使える一石二鳥の機能といえるだろう。

「Wi-Fi Engine」のタブにわかれているが、搭載している無線LANをアクセスポイントとして利用できる機能を搭載

簡単設定で、Wi-Fi GO!対応のASUS製マザーボード搭載PCがアクセスポイントになるのは超便利

設定したSSID名(デフォルトでもオーケー)を選択して、パスワードを入力すればスンナリ接続できる

アクセスポイント経由でもウェブ閲覧やウェブ動画の視聴がサクサクだった

クラウドサービスをより便利に快適にする
「Cloud GO!」

 まずは最大5GBまでのクラウドスペースが無料で使える「ASUS Webstorage」や定番の「Google Drive」、「Dropbox」へのアップロードや同期などをASUS総合ツールの「AI Suite 3」から行なえる「Cloud GO!」を活用しよう。

3つのクラウドサービスに接続し、各種操作が可能な「Cloud GO!」

 各サービスには専用ツールが用意されているので、不要と感じるかもしれないが、各種温度のモニタリングやファンコントロール機能などが備わっており、常に常駐させておきたい「AI Suite 3」に統合されているのは、思った以上に便利。アクセスしたいときに、サッと通知領域(デスクトップ画面)から呼び出してアップロードでき、複数のクラウドサービスとの併用も楽々行なえるのがいい。

PC内ファイルのアップロードやフィルダーの作成、同期などが各クラウドサービスとも同じ操作で行なえる。もちろん、次回利用時は「Cloud GO!」を起動するだけで自動ログインしてくれる

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